紫吹 淳さん、彩輝 直さんといった月組トップスター2名の相手役を務めた映美くららさんが、2004年10月10日『飛鳥夕映え』『タカラヅカ絢爛II』にて宝塚歌劇団を退団しました。
映美くららさんは――
1999年 雪組『再会』『ノバ・ボサ・ノバ』で初舞台
その後、星組に配属
2001年『花の業平』(新人公演)藤原高子で初ヒロイン
2001年6月 月組に移籍
2001年8月『大海賊』『ジャズマニア』より紫吹 淳さんの相手役となり、月組トップ娘役に。
2004年3月の紫吹 淳さん退団に伴い、『ジャワの踊り子』(全国ツアー)より現・月組トップに就任した彩輝 直さんの相手役に。
【主な作品】
2000年『花吹雪 恋吹雪』茶々(バウホール公演)
2001年『イーハトーヴ 夢』トシ(バウホール公演)
2002年『ガイズ&ドールズ』サラ
2002年『サラン・愛』金淑英(全国ツアー)
2002年『長い春の果てに』エヴァ
2003年『シニョール ドン・ファン』ジル
2003年『薔薇の封印』ジェニファー・リディア・ポーラ
2004年『ジャワの踊り子』アルヴィア(全国ツアー)
2004年『飛鳥夕映え』瑪瑙
映美さんのサヨナラ公演となった『飛鳥夕映え』『タカラヅカ絢爛II』は、彩輝 直さんの本公演でのトップお披露目公演、このトップコンビのお披露目公演でもありました。
幼い頃からクラシックバレエを習っていたという映美さん。そのダンスの実力と演技力の高さを買われ、ダンスの名手であった紫吹 淳さんの相手役として、月組トップ娘役に抜擢されました。
その時映美さんは、初舞台からわずか3年目の研3。10年以上も先輩の、男役として成熟していた紫吹さんの相手役を務めるにあたり、毎日が勉強、毎日が緊張の連続だったことでしょう。
(研3でトップ娘役に抜擢されたのは過去に、雪組トップ娘役となった神奈美帆さん。また黒木 瞳さんは研2で月組トップ娘役となりました。)