ネックレスの付け外しって、普段でもやりにくいですよね。見えないから。おまけにカツラを被っていたりすると毛に引っ掛かったり。ブレスレットもそう。片手で付け外しをするわけですから。手袋をしたままの時なんて大変です。
衣装部さんやお手伝いの下級生が、ネックレスなどの付け外しを手伝ってくれることもありますが、ほとんどが自分。だからマジックテープは隠れた優れものなんです。
こんな風にイヤリングやブレスレットにマジックテープが付いているのは、早替りのためだけではありません。それは――舞台上でアクセサリーを付けたり外したりする場合。
宝塚ファンの方なら「あぁ、あの場面ね…」なんて思い出されることでしょうね。男役さんが娘役さんにネックレスを付ける芝居や、娘役さんの首からネックレスを取ってしまう芝居などなど。
こんな場面で付けているアクセサリーは、だいたいがこうしてマジックテープになっています。普通に留め金で留めてあると、取り外しが容易ではありませんから。
そんなわけで……早替りのため、また落とさないために、生徒さんたちはこうしてアクセサリーに工夫をしているのです。
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