銀橋は大階段とは違い平場ですし、盆のようにも回りません。だから稽古場での稽古も、本舞台を使用するのと同様。さほど変わりありません。
スターさんだけが銀橋、その他の生徒は本舞台で踊るというパターンの場合、スターさんは、稽古場の前・鏡側に座っているスタッフにぶつかりそうになりながら(?)踊っている…そんな状況です。
舞台稽古…つまり本番になると、やはり稽古場とのズレを感じます。
稽古場の横の長さより、銀橋の長さの方が長いわけですから「小さな3歩」が「大きな3歩」になったりするのです。ラインダンスの銀橋回りも、稽古場ではそんなに進まなくてもよかったのに、実際銀橋でやると「こんなに早いのねぇ~」ということになります。
また稽古場では感じなくてもよかった“本舞台から銀橋への距離”“銀橋から本舞台への距離”というのがあります。フィナーレのパレードを思い出してみて下さい。銀橋から本舞台へと小走りで戻っている生徒さんがいますね。稽古場ではこんなことはありません。
「銀橋からだと、客席はどんな風に見えますか?」と聞かれることがよくあります。
銀橋からの客席の眺め――これはよく見えますよ。相当遠くまで。フィナーレのように照明も明るく客席を向いていると、お客さんの表情までよーく見えます。
「きゃ~~〇〇さんと目が合った気がする~!」……。きっとそれは、ホントに目が合っているんですよ。
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