「代役ネタ」で攻めてみました。今まさにタイムリー(?)なコラムも。
【18号 7月13日発行】
代役……初舞台から研5ぐらいまで山盛り代役をした。一度に4つ、しかも全部違うコーラスの代役という恐ろしいのもあった(歌詞とパートと振りを覚えるんだぞー! 泣きたくなるぞー!)。間違えて、終演後あやまりの挨拶に回ったことも度々。しかし、これほどの大失態は類を見ないと言い切れる!
『琥珀色の雨にぬれて』(柴田先生)の時のこと。トップはペイ(高汐 巴)さん&ヒトミ(若葉ひろみ)さん。このコンビの代表作とも言われる作品。ちなみに私は研2。初ゼリフをもらった思い出深い作品。
初日から10日目頃、ヒトミさんが休演しちゃった。ヒトミさんの代役はキャル(ひびき美都)さん、キャルさんの代役が私。運が良かったのは、二人とも新人公演でこの役をすることになっていた。だからキャルさんはほとんど完璧に、私はほとんど何となく覚えていた。
デュエットダンスがやたら多い役で、それも男役さんのリードでなんとかこなし……いえさっさと終わらせ、いざラストシーンへ。ペイさんがセリフを言い、そこへ私が出て行って一言セリフを言うという場面。そこでやっちゃった。セリフはまだたくさんあるのに、もう終わりかと思い、出て行って自分のセリフを言っちゃった……。
信じられる? ラストの一番いい場面で、トップさんにセリフを言わせなかった研2の下級生! おまけにペイさんに終演後叱られるまで気づかなかったという愚かさ。奈落で1人泣きました……この大事件はやがて雑誌に載り、活字として残りました。うぅっ......