袴の上の着物は黒紋付の時と、それぞれ好みの柄物の時があります。どちらにするかは劇団からの指示があり、格式高い式典や葬儀の時などは黒紋付、華やかさを演出する時は色物といったところでしょうか。

黒紋付での草履は白、葬儀では黒。色物での草履は自由。
娘役が髪飾りを付ける場合は緑のリボン。葬儀の場合は黒。

さてそれでは『緑の袴・着付け講座』! 

まず足袋をはき襦袢や胴布団など下着を付け、黒紋付なり色物の着物を着ます。
普通に着て……と言いたいところですが一箇所だけ違う。丈を思いっきり短く、膝下ぐらいに着ます。長く着ると裾が袴から出てしまうから(この状態は童のようで男役さんでも結構かわいい!)。次に幅の狭い黒い帯を後で文庫結びにします。

そしてプリーツスカートのような袴をはく。
袴の後の部分は文庫結びの上に乗せることで形がよくなり、また落っこちてきません。

前は帯が少し見えるぐらいに合わせ、紐を結びます。この結び方は宝塚独特で通称“乙女結び”。見かけは普通の蝶々結びのように見えるのですが本当は……ごめんなさい、上手く説明できません。音楽学校生は乙女結びに校章を付けます。

ハイ、これで出来上がり。慣れれば5分。

しかし先ほど私は“面倒くさい”と言いましたね。だって面倒くさいんだもん。何がって? たたむのが大変なの! プリーツスカートを三つ折にたたむ場面を想像して下さい。ねっ? 大変でしょ? 雑にたたむと次回着る時にシワになってます(私はそーゆう時が何度も……)。