現役専科生も負けてない。一幕の頭の次は二幕の頭。色とりどりのタキシードでキメてくれる。う~カッコイイぞ! キャー!(興奮) 耳たぶにかけているマイクの白い線が取れちゃう人ありだけど、さりげなく直して歌い踊る。コーラスもきれい。次はフィナーレの最初。銀色総ガラスモンドタキシードがキラキラ鮮やか。ホリゾントまで使ったこの場面、たった5名という人数を感じさせない。こちらもさすが貫禄。全員のソロもありバッチリ!
ラストフィナーレでは六段ほどだけど階段もあり、シャンシャンも手にしてパレード。専科生たちは奥のセリ上。緞帳が降りる時、榛名さんが後を振り向き専科生たちに何かおっしゃる。照れくさそうに笑っておじぎするりかちゃんたち。どんな会話が交わされたかはわからないけれど、とても優しい榛名さんのこと。きっと“ありがとう”なんておっしゃったのかな?
とにかく豪華。楽しい! 皆様の芸の上手さに感服。そしてとても不思議に思ったことは、学年の差を感じさせない。例えば峰さん&麻乃さん、高汐さん&森奈さんのカップルがラブシーンをしていても、若葉さんと海峡さんが夫婦喧嘩をしていても、違和感はなく新鮮なムード。やはり役者の技量ゆえかな。それと同じく、退団されても“男役”“娘役”がピタリとはまってらっしゃる面々。ただただ驚き。
この作品は色んな意味での同総会。出演者はもちろん、脚本・演出の植田紳爾先生、演出の酒井澄夫先生をはじめスタッフの方々も観客の皆様も。私もファン時代に戻ったり現役時代を懐かしんだりと、思いっきり同窓会の気分に浸れた。もちろん楽屋にも行き、かわい~い現役専科生らと涙(?)の再会!
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