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大ヒット作の再々演 『ベルサイユのばら2001』開幕!(2ページ目)

“ベルばらブーム”を巻き起こした『ベルサイユのばら』が東京宝塚劇場にて上演されています。4月に宝塚大劇場で大好評を得た宙組―フェルゼンとマリー・アントワネット編―!

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

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男装のオスカルを男役が演じたのもヒットした大きな要因でしょう。
男役が女の役を演じると、娘役が演じるのとはまた一味違った色気やかわいさが出てきます。普段の公演では娘役をリードするかっこいい男役さんが、フェルゼンへの恋心やアンドレとのラブシーンで“女”を出すあたり、ブロンドのロングのカツラもプラスされ、ファンのハートを射止めました。

そしてベルばらは様々な形態で上演されてきました。
一番最初に上演されたものは劇画通り、アントワネットを主役として描かれていますが、その後オスカルとアンドレ編、フェルゼンとマリー・アントワネット編、オスカル編、フェルゼン編などのように少しずつ脚本も変え、上演する組のカラーに合う主役作りをしました。

また日程を分け何人かの生徒が一つの役を演じる“役替わり”、他の組のスターが特別出演する形態もとられました。こうすることによってファンは何通りものベルばらを観劇でき、また観劇したいと思ったわけです。

さてここで、四人の主役を演じたタカラジェンヌを役名別に ご紹介しましょう。(敬称略)
《初演――昭和49年8月~昭和55年5月》
フェルゼン 大 滝子、鳳 蘭、松 あきら、常 花代、美里 景、汐見里佳
アントワネット 初風 諄、高宮沙千、上原まり、城月美穂、邦月美岐
オスカル 榛名由梨、汀 夏子、安奈 淳、松あきら、順みつき
アンドレ 榛名由梨、但馬久美、麻生 薫、松あきら、瀬戸内美八、美里 景、麻実れい

《再演――平成元年8月~平成3年9月》
フェルゼン 大浦みずき、日向 薫、朝香じゅん、紫苑ゆう、麻路さき、高嶺ふぶき
アントワネット ひびき美都、仁科有里、毬藻えり、鮎ゆうき
オスカル 紫苑ゆう、杜けあき、安寿ミラ、涼風真世、真矢みき、一路真輝、大輝ゆう
アンドレ 大浦みずき、日向 薫、朝香じゅん、杜けあき、麻路さき、海峡ひろき、愛華みれ、天海祐希

こうして見ると、退団された今も、その多くの方々が芸能界で活躍されていますね。
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