初舞台生にとってこの初舞台公演の大きな意味のひとつ、それは“同期生全員で舞台に出るのはこれが最初で最後”ということでしょう。初舞台公演が終わればやがて5組に分けられます。
音楽学校時代を共にしたかけがえのない同期生。その同期全員でロケットを踊れる喜びと、千秋楽にやって来る別れ。だからこそ感激も大きいのです。
ロケットを初めて披露する儀式を「お披露目」と言います。場所は稽古場。見せる相手はその組の上級生。
鏡側前面にずらーっと並んだ上級生の前で踊るなんて、心臓バクバクです。でも踊り終わった時の上級生のあたたかい拍手――。この感動や喜びは初日からまた始まります。
4月6日より始まる宙組公演『ベルサイユのばら2001』フェルゼンとマリー・アントワネット編。そう、この日を迎えるために今まで頑張ってきた……。タカラジェンヌ1年生の彼女たちに、どうかあたたかい拍手を送ってあげて下さい。頑張れ!!
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