プロヴァンス地方
小さい魅力的な町や村が点在するプロヴァンス(写真はレボー・ドゥ・プロヴァンス)
市場町サン・レミ・ドゥ・プロヴァンスの素朴な建物
そしてこの地方のもう一つの魅力は、フランスの中で最も人柄が良いといわれているプロヴァンス人。この太陽の下と暖かさの中で暮らせば誰だって笑顔になると納得してしまいます。ただし冬はミストラルという強い季節風が吹くので、春から秋にかけて訪れるのがベストです。
■日本からのアクセス
パリ・シャルル・ド・ゴール空港から国内線でアヴィニョンまで約1時間10分。空港からTGVでアヴィニョンまで約3時間20分、エクサンプロヴァンスまで約3時間20分、アルルまで約4時間。
■おもな見どころ
青い太陽と古い町並みが魅力のアルル
まず外せないのは町自体が世界遺産となっているアルルとアヴィニョン。闘技場や劇場など、ローマ時代の遺跡が残るアルルは、古い町というだけあり建物が全体的に低く、都会と田舎の間のような、どこかのんびりとした雰囲気が漂っているガイドお気に入りの町。いっぽうでアヴィニョンは、中世の時代に一時的に法王庁があったという歴史都市。当時の名残か、法王庁宮殿を中心に重厚な町並みが印象的です。
お店が多く集まり賑やかなエクサンプロヴァンス © ATOUT FRANCE/Michel Angot
■名物料理
世界三大スープの一つ、ブイヤベースは、魚介類をサフランで煮込んだもので、港町マルセイユの名物です。名産品であるオリーブを使った料理としては、オリーブペーストとタラを混ぜた料理ブランダードが有名です。
■お土産
色々な種類のタプナードが見つかる
まず挙げられるのはオリーブを使った製品です。オリーブオイル、オリーブ漬け、タプナード(オリーブをペースト状にしたもの)、オリーブの石鹸やクリームなど。香りと風味のよいオリーブオイルは、体に良いことでも知られており、さまざまな形で原材料として使われています。
一度使ったら手放せない
そして忘れてはならないマルセイユ石鹸。ナチュラルな原料だけを使ったマルセイユ石鹸は、今や世界に誇るブランドと言っても過言ではありません。うるおいを保ってくれるその使い心地は、市販されている石鹸を使った後に違いを実感できます。
黄色やグリーンなどの明るい色をベースに細かい模様が配置された独特な柄が特徴のプロヴァンス生地は、古代インドからシルクロードを渡って伝わったとされています。この地方と同じイメージの、明るいインテリアを演出してくれます。
■イベント
血が騒ぐ!アルルの闘牛祭 © Office du tourisme d'Arles
そして、世界遺産であるアルルの闘技場で行われる闘牛祭も、プロヴァンスの名物イベント。特に4月上旬の復活祭と9月中旬の米祭に大規模な闘牛祭が開催されます。
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【参考サイト】