部屋に1枚の絵を
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小さな絵画を展示・即売しています。 | 一面の壁に、絵画が展示・即売されています。「中央駅2番ホーム」「天文台の敷地」など、場所や旅行にインスピレーションを得たものが多いようです。画家であるnakabanさんの一番大切な表現方法をかいまみたような気がしました。
■「南のめずらしい果物」 18,900円(税込)
■「中央駅2番ホーム」 22,050円(税込) 他
絵本の中でも絵を描く
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イラストのお仕事も多数されています。『ネズネズのおえかき』のほか、展示はありませんでしたが、新刊に『チョロコロトロりんごのくにへ』があります。 | nakabanさんは、『ちいさな魔女からの手紙』(作:角野栄子)や『うふふ詩集』(詩:まどみちお)に挿絵をつけているほか、絵本も制作されています。2001年に初めてのアートブックを制作、その後、トムズボックスなどとのかかわりの中で絵本に興味が向いたそうです。展示されていた『ネズネズのおえかき』は、ネズミのネズネズがどんどん絵を描いていく楽しい絵本です。線からはじまり、蛇口など身近なものから色があふれ、絵が進んでいきます。最後に、ネズネズの絵はどうなったのでしょうね!
■『ネズネズのおえかき』
作:ナカバン
出版社:学習研究社
出版:2007年11月
価格:1,260円(税込)
線画をアートにイメージ
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山の上に浮かぶ月か太陽か。ドローイングを立体化した作品です。 | 天井からつりさげられ、鳥かごかな、と思ったオブジェは、線画のイメージを立体で表現したという実験的な作品でした。丘の上に浮かぶのは月でしょうか。ワイヤーが、シンプルで力強い線に重なって見えてきます。
■針金の丘
価格:21,000円(税込)
nakabanさんの素顔?
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nakabanさんはシルエットでの登場になりました。敬愛するピカソにも、同じ構図があったとか。静かな語り口で、いろいろお聞かせくださって、ありがとうございました。 | お父様が美術の先生だったという環境で、回り道はあったものの美術大学からデザインの道に進み、画家となったnakabanさん。ベルギーの画家フォロンや、ピカソ、クレーなど20世紀の大家に大きな影響を受けました。今後は、ページからページへの流れの中で「時間」や「空気感」を表現でき、様々な可能性のある絵本をもっと手がけていきたいそうです。展示会では、初めてお使いのシュトックマーの水彩絵の具の使い心地のよさが新鮮な発見だったとか。これからの作品も楽しみです!
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