子どもの目線でデザイン
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絵本の棚は低めに作られています。上は表紙が見えるように、下は立てて並べてあります。 | オーナーの中川ひろたかさんと、奥様で店主のいつこさんのコンセプトは、「図書館のような大きなテーブルで絵本を選べるカフェ」です。計画当初は、本や資料を置く倉庫を探していたのに、いつのまにか、ギャラリー&カフェに計画が変わっていったとか。ご自宅の近くにいい物件を見つけ、たくさんの人の手が加わりながら、自然の流れでお店がオープンしました。子どもにも手が届く低い棚には、オーナーのおめがねにかなった本がぎっしり並べられています。
「知育とかじゃなくてね、子どもが読んで楽しめる絵本を置きたいんです。」
日本や海外の絵本、中川ひろたかさんの絵本、新刊などのコーナーに分かれています。古書を扱ったP-Books(Precisous Books)では、貴重な絵本が見つかるかもしれませんよ!絵本だけを見るのもOKです。
厳選の児童文学
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鈴木先生の選んだ「こどものうちに読んでおきたい童話50冊」です。ガイドも好きな本ばかり! | 横浜国立大学付属小学校の司書でお店の常連の鈴木先生が「こどものうちに読んでおきたい童話50冊」を精選されました。いずれも、手に取って見られます。
ファージョン、ピアス、エンデらのファンタジーから、ガイドの大好きな『台所のマリアさま』や『のっぽのサラ』、日本からは安房直子さん、柏葉幸子さん、岡田淳さんなど、ぐっとくるラインナップです。骨太で確かな力を持つ本ばかり。さすがの目利きです。お父さんやお母さんは、新たな気持ちで、お子さんはお子さんの新鮮な目で、どうぞこういうすばらしい物語を楽しんでくださいね。
ヨダレが出てしまう絵本作家ギャラリーここで購入もできますよ!
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錚々たる画家さんたちの原画ギャラリーです。 | 中川ひろたかさんが絵本制作でご縁のあった画家さんたちのギャラリーが、上部の壁面にあります。即売もされています。すごいですよ。まさに目の保養!このような画家さんたちの、絵本にちなんだ原画はめったに即売されることはないのですが、さすが、中川ひろたかさんのご人脈です。
村上康成さんのピーマン村の「えんちょうせんせい」や、長谷川義史さんの「トナカイ料理店にて」など、すばらしい絵がいっぱいです。あべ弘士さん、あおきひろえさん、山本直孝さん、田島征三さん……。どうぞじっくりご覧になってみてくださいね。
「ソング」も充実です
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CD、ソングブック、視聴コーナーがあります。 | 「ソング」「ブック」「カフェ」というからには、「ソング」ももちろんたっぷりです。お店のコーナーに中川ひろたかさんの手がけたCDやソングブックがあり、視聴もできるようになっています。品揃えの点で、普通のお店では、このような子ども向けのCDを実際に手に取って見たり、直接視聴したりすることは難しいので、貴重なコーナーですね。中川さんの歌は保育の場でも劇遊びや歌遊びで大人気です。
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