絵本/絵本関連情報

100日後まで役に立つ幼稚園の絵本(2ページ目)

お子さんが「幼稚園」という場を受けとめたら読みたい幼稚園の絵本です。わくわくしている子には今すぐ。そして不安が大きい子には、入園してからゆっくりと。その子に合ったタイミングで手渡してあげてください。

執筆者:鈴木 宏枝

不安がいっぱいだったけど『しんぱいしんぱいウェンベリー』

ウェンベリーはとても心配性です。目が覚めてから寝るまで、「お風呂に入ってちぢんじゃったらどうしよう」「夜、パパとママがベッドにいなかったらどうしよう」と心配事がたくさん。そんなウェンベリーが幼稚園に行くとなったら、それはそれは心配です。

しましまのおようふくがあたしだけだったら?なまえをからかわれるかもしれない?きらいなおやつがでちゃったら?
これだけ心配できるということは、想像力が豊かで、ある意味、精神年齢が高いのかもしれませんね。お父さんやお母さんが「心配しなくても大丈夫」と言い続けるより、自分と同じ、心配性でしましまの服を着て、ぬいぐるみを抱えたお友達に出会うほうがウェンベリーにとっては、ぐっと世界が広がるできごとでした。心配がなくなってよかったね。自然に幼稚園になじんだウェンベリーに拍手です。

■『しんぱいしんぱいウェンベリー』
作:ケビン・ヘンクス
訳:いしいむつみ
出版社:BL出版
出版年:2000/2001.9
価格:1,260円(税込)


双子、初めてお友だちをつくる『ふたごのひよちゃんぴよちゃんはじめてのようちえん』

双子のひよこのひよちゃんとぴよちゃんは、めんどりかあさんに連れられて、初めて幼稚園に行きます。楽しいと聞いていたのに、話しかけても「いま うたってるから だめ」「おはなしを きいてるから だめだよ」と言われ、お友だちがなかなかできません。でも、野原に遊びに行くと、さっき、「だめ」と言ったお友だちがみんなで二匹を助けてくれて、すっかり仲良くなりました。

幼稚園のビーバーもうさぎもかえるも、決して意地悪で「だめよ」と言っていたわけではないのです。先生のお話を聞くときはおしゃべりしないこと、お歌を歌うときには勝手に遊ばないこと。集団で遊ぶときのルールもさりげなく伝えながら、お友だちとかかわる楽しさを描きます。双子のひよこがなんとも可愛いですよ。

■『ふたごのひよちゃんぴよちゃんはじめてのようちえん』
作・絵:バレリー・ゴルバチョフ
訳:なかがわちひろ
出版社:徳間書店
出版年:2003/2006.1
価格:1,575円(税込)


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『しんぱいしんぱいウェンベリー』
ここで購入!ネズミの女の子のウェンベリーはとても心配性です。自分の誕生会だって、お友だちが来てくれるか心配、ケーキが足りるか心配……。そんなウェンベリーがいよいよ幼稚園に行くことになりました。もちろん心配だらけでしかたありません。
『ふたごのひよちゃんぴよちゃんはじめてのようちえん』
ここで購入!双子のひよこのひよちゃんとぴよちゃんは、初めて幼稚園に出かけます。お友だちができると聞いていたのになんだかうまくいかないことばかり。でも、野原にお散歩に出かけたら、みんなが助けてくれました。
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