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宇宙に浮かぶ奇跡の星、地球。人間だけがその資源や他の命を奪いつくしてもいいものでしょうか?『不都合な真実』や『アース』のヒット、アール・ゴア氏のノーベル平和賞受賞など、マスコミの影響もあり、環境問題への危機意識が高まっています。環境問題を知った子どもたちが素朴に考える「こうなるといいなあ」という未来への願いは、きっと、なんらかの形で実現していくとガイドは考えます。家族みんなで学べる環境の絵本をご紹介します。
<INDEX>
1ページ目:『地球はえらい』
2ページ目:温暖化と北極『ほっきょくのナヌー』『ほっきょくがとけちゃう! サンタからのSOS』
3ページ目:大人が学ぶ環境『環境がわかる絵本』『土の絵本 環境をまもる土』
人間は自己中心的?『地球はえらい』
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ここで購入!地球誕生から現在まで。いのちの進化の営みと、私たち人間が今おこなっていることをリアルに伝えます。 | 約50億年前に誕生した「奇跡の惑星」地球。原始の世界から、何十億年もかけて生命が進化し、海も陸もその姿を変えてきました。恐竜、哺乳類、鳥や昆虫。その世界に、一番最後に現れた人間は「人間だけのことをかんがえ、よりべんりで、くらしやすく」しようとしてきました。でも、本当にそれでよかったのでしょうか?
地球が直径20センチほどの円だとしたら、私たちが住んでいるのはそのほんの表面だけであり、何十億年もの歴史の中では、文明の数百年がまばたきするより短い間です。地球の生きものとの共生や、地球という恵みについて、押しつけがましくなく語られていきます。「地球はえらい」というタイトルがいいですね。
■『地球はえらい』
案:城雄二
文:香原知志
絵:松岡達英
出版社:福音館書店
出版年:1996.11
価格:1,260円(税込)
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