小さな子どもが一番強い?『MOMMY?』
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ここで購入!お化け屋敷に迷い込んできた男の子が、たくさんの怪物に出会います。 | ママを探してお化け屋敷に迷い込んできた男の子が、たくさんの怪物に出会います。フランケンシュタイン、狼男、ガイコツ、ドラキュラ。みんな、男の子を怖がらせようとしますが、男の子は、にっこり微笑み、ぜんぜん怖がりません。「Mommy?(ママ?)」と言っては、ミイラの包帯を引っ張ったり、フランケンシュタインの首のボルトを抜こうとしたり。怪物たちも形無しです。『かいじゅうたちのいるところ』で、かいじゅうたちの王様になったマックスも思わせますね。
リアルだけどユーモアがあって、怖いのだけど親しみの感じられるセンダックの不気味な世界がまさに「飛び出して」きます。ユーモアの分かる年齢から、オススメです。
■ 『MOMMY?』
作:Arthur Yorinks
絵:Mourice Sendak
出版社:Scholastic Trade
価格:2,359円(税込)
発行:2006.9
お姫さまの世界 『Cinderella: A Pop-Up Fairy Tale』
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ここで購入!「シンデレラ」のポップアップ絵本です。洋書なのでシンデレラの顔もアメリカ風です。見開きで立ち上がるドレス姿のシンデレラやかぼちゃの馬車は見事です。 | 「シンデレラ」のお話なのですが、洋書なので子ども自身が読んで楽しむというのは難しいかもしれません。けれども、見開きで飛び出してくるかぼちゃの馬車やすばらしいドレス姿のシンデレラは、内容を知っている子どもなら、きっとそれだけで十分に楽しめます。
ガラス風の靴や、素材感を出したドレスなど、細部にも凝っているので、あちこちじっくり見て発見をするのが好きな子どものほうがよさが分かるでしょう。お姫さま好きの子どもならうっとりすること間違いなしです。
■ 『Cinderella: A Pop-Up Fairy Tale』
作:Matthew Reinhart
出版社:Little Simon
価格:2,500円(税込)
発行:2005.10
特別感のあるポップアップ絵本やしかけ絵本は、クリスマスのプレゼントにもってこいです。ページを開いて飾れば、大人も楽しめるインテリアになりますね。小さい赤ちゃんでも、大人が上手に見せてあげれば、その広がりを「不思議だな」と思う気持ちが生まれると思いますし、大人が「わあ」と驚き、笑顔になる様子を見ることで、自分もうれしい気持ちになるでしょう。どうぞ、皆さんのクリスマスが素敵な驚きに満ちたものになりますように!
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Robert Sabuda (英語)
クリスマス&新作 しかけ絵本 (絵本ナビ)