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寝る前の絵本タイム。一回数冊読むご家庭が多いようです。 |
当ガイドサイトで2007年4月12日から行った「あなたの一票:お子さんと絵本を読むのはどんなときが多いですか?」の質問に対して寄せられた回答から、圧倒的多数の方が「眠りにつく前」に絵本を読んでいることがわかりました。
朝、登園やお出かけの前 13%
乗り物の中や待ち時間 4%
夕方帰宅後の自由時間 8%
夜、眠りにつく前 75%
なぜ、就寝前が絵本タイムに選ばれるのでしょうか?子どもの昼間の生活がにぎやかな刺激に満ち満ちていることと関係がありそうです。
<INDEX>
1ページ目:刺激にあふれる昼間の生活
2ページ目:リセットタイムに絵本を
3ページ目:どんな絵本を選びましょう?
赤ちゃんの一日は刺激がいっぱい
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すやすや眠る赤ちゃん。この世界にようこそいらっしゃいました。 |
赤ちゃんは産道を通ってこの世に出てきたときから、あらゆる刺激を受けることになります。肺呼吸をし、自力でおっぱいを飲み、羊水と胎脂に守られていた身体は繊維の服を着なくてはなりません。それはある意味、大変なストレスでしょう。でも、それは成長に必要な刺激でもあります。適切な刺激があってこそニューロンも伸び、手足の力も強く器用になります。赤ちゃんは目を覚ましている間は常に外界から刺激を受け、周囲のあらゆるものを模倣・吸収しながら学び、成長していきます。
子どもの昼間は「動」の時間
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公園で遊ぶ子どもたち。毎日が新鮮な冒険にあふれています。 |
幼児ともなれば、より社会的な行動が増え、公園や児童館で遊んだり、保育園や幼稚園で「共同体の一員」となり、一日中、多くの刺激を受けています。お友達のやりとりや、戸外での楽しい遊び。保育園・幼稚園の生活は、親が完全には知ることのできない子どもの領域であり、その中で悲しい思いも楽しい思いも味わっていることでしょう。言葉で伝えてくれる以上に、子どもの生活には様々な出来事や感情が渦巻いていると思います。
宝物の石を見つけた、きれいなちょうちょを見つけた、お日様がまぶしかった。子どもにとっては日々が新しい経験であり、周囲の世界は、大人が思う以上にきらびやかに見えるのではないでしょうか。そんな中で、毎日トライアル&エラーを繰り返しながら経験としてたくわえ、社会生活になじんでいくのですから、本当に柔軟でたくましいですね。
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