アニメ化されたマドレーヌ「マドレーヌといっしょに」シリーズ
ここで購入!ジュネビーブが活躍する「マドレーヌとやきもちジュネビーブ」「マドレーヌとウエディング」を収録。 |
ここで購入!パリの街が中心となる「マドレーヌとエッフェル塔」「マドレーヌのティーパーティー」を収録。 |
ここで購入!マドレーヌと11人のお友達の様子を描く「舞台にたったマドレーヌ」「マドレーヌとファッションショー」を収録。 |
ここで購入!フランス全体を舞台にした「マドレーヌの香水工場見学」「カンヌのマドレーヌ」を収録。 |
→ 毎日放送「マドレーヌといっしょに」
→ カートゥーン・ネットワーク「マドレーヌといっしょに」
これらで放送されているアニメ番組を2話1セットにしたDVDが出ています。絵本とは関係ない独自の脚本で、マドレーヌやペピートや女の子たちのドラマを描いています。
たとえば、パリの街のマドレーヌに焦点をあてた「マドレーヌといっしょに 大好き!パリのまち」では、「マドレーヌとエッフェル塔」と「マドレーヌのティーパーティー」の2本が収められています。
「マドレーヌとエッフェル塔」
ミス・クラベルと12人の女の子とペピートはエッフェル塔に出かけます。ペピートにけしかけられて、てっぺんからある「実験」をすることになったマドレーヌ。こっそり二人で隠れていたのですが、エレベーターが故障して取り残されてしまいます。勝手なことはしません、と反省する二人をミス・クラベルは優しく抱きしめました。
「マドレーヌのティーパーティー」
子役女優のシュガーが撮影の合間に遊びにきます。女の子たちが評議員さんをもてなすパーティーの準備をしているのを見て、「豪華でなければ」とごり押ししますが、結局うまくいきませんでした。大切なのはどんな飾りつけや料理を出すかではなく、ゲストといかに楽しい時間を過ごすかだとシュガーは気づきます。
どのお話にも、小さな教訓がしのばせてありますが、決していやみではありません。「♪いつもわくわく きいろいぼうしの ようきな おちゃめさん♪」で始まる主題歌も軽快で楽しいですし、シルヴィア、ダニエル、ルルなど名前をもらった、マドレーヌ以外の女の子たちも存在感があります。アメリカらしい政治的配慮で、肌の色が濃い子もいます(アジア系の子はいないのですが…)。
残念なのは犬のジュヌビエーブ。メスなのでGenevieveという女の子の名前なのですが、フランス語読みなら「ジュヌビエーブ」です。絵本は「ジュヌビエーブ」なのに、アニメの日本語訳では「ジュネビーブ」と英語読みです。アニメじたいは、「ウイ」「ボンジュール」程度のフランス語があったり、ミス・クラベルがフランス語訛りだったりしますが、基本は英語です。統一して犬は「ジュネビーブ」、マドレーヌは「マデライン」なのは分かるのですが、それを日本語字幕にしたときに、フランス語の「マドレーヌ」と英語の「ジュネビーブ」がちゃんぽんになっているのはとても妙でした。マドレーヌがマドレーヌのままなら、ジュヌビエーブもちゃんとフランス語読みにしてほしかったです。
■「マドレーヌといっしょに 大好き!ジュネビーブ」
「マドレーヌといっしょに 大好き!パリ」
販売元:ジェネオン エンタテインメント
価格:¥3,360
発売:2004.12
■「マドレーヌといっしょに 大好き!おともだち」
「マドレーヌといっしょに 大好き!フランス」
販売元:ジェネオン エンタテインメント
価格:¥3,360
発売:2005.12
実写版 "Madeline"
"Madeline"ここで購入! | ちなみに、実写版では1998年の"Madeline"が評判のよい映画です。ガイドは部分的に見たことがあるだけですが、黄色い帽子ではなく麦わら帽子、赤毛ではなく金髪、など、マドレーヌがより洗練されています。でも、このマドレーヌもとてもキュートで、小さなレディのようなしゃべり口と、元気のよさと、困難を解決していこうというパワーに好感が持てます。絵本の世界を実写化するとこうなるのだな、という楽しみもありますね。