保育園が子どもを見守る『ほいくえんのいちにち』
|
ここで購入!こぐま保育園の朝から夜まで。たくさんの子どもたちがやってきて遊び、生活をし、そして帰っていきます。また明日、元気に遊ぼうね。 | こぐま保育園の朝から夜まで、様々なシーンが描かれます。幼児のお部屋、赤ちゃんのお部屋、保育室での遊び、お散歩、給食など、1冊読めば保育園がどんな場所なのか、どんな一日がくりかえされているのか知ることができ、保育園に通っている子なら「おんなじ!」と思うでしょう。
パジャマに着替えてのお昼寝、クラスごとに違うカリキュラム、その子によって違う降園時間など、保育園にはやはり保育園などの特長があります。真っ暗になってから帰りを待つ子たち。「はやく おかあさん こないかなあ。はやく おとうさん こないかなあ。」というつぶやきに、「がんばってるね。お父さんやお母さんもがんばってるよ」と声をかけたくなります。
■『ほいくえんのいちにち』
ぶん:おかしゅうぞう
え:かみじょうたきこ
出版社:佼成出版社
価格:\1,529
発行:2000年5月
たくましく一日を過ごして『いってらっしゃーい いってきまーす』
|
ここで購入!なおちゃんがお父さんと一緒に保育園に行き、一日過ごして、お母さんと一緒に帰るまで。子どもの目線で友だち関係や日常の様子を追います。 | 自転車の前につけた子ども椅子に乗って、保育園に行くなおちゃんとお父さんの絵のタイトルページから、お話が始まります。なおちゃんの普段のままの日常のドラマです。帰る徒歩の道すがら。押しボタンを押すまで気がすまなかったり、タバコやのおばあちゃんに話しかけたり。
20年以上も前に、さらりとママが外でパパが家の仕事のパターンを描き、なおかつそれが古びていないところがさすが。深いです。それから、「おひるねって したくないのに ねむくなっちゃうんだよね」「あおに なったよ。なおが ボタンおしたから、あおに なったよ。わたって いいよ、みんな」というあたり、「ああ、そうだった。子どもの頃はこうだった」という感覚がよみがえってきます。それにしても林明子さんは、子どもを描かせたら本当に天下一品。意気揚々とした姿も、道端にしゃがみこむ後ろ姿も、抱きしめたくなるようにぷくぷくした子どもらしい身体のなおちゃんです。
■『いってらっしゃーい いってきまーす』
ぶん:神沢利子
え:林明子
出版社:福音館書店
価格:\1,529
発行:1996年4月(特製版)〔初版:1983年〕
<関連サイト>
絵本ナビ「ほいくえん・ようちえんの絵本」
新入園・新入学に出会う本
入園・入学の絵本