はじめての集団生活である保育園・幼稚園を楽しみに待ち、入園のあとも、「保育園ってこんなだね」「幼稚園ってこんなだね」と楽しめるような絵本をご紹介します。

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1ページ目:入園の日『ずっとママといっしょがいいの』『きみたちきょうからともだちだ』
2ページ目:わくわく幼稚園生活『わたしようちえんにいくの』『えんふねにのって』
3ページ目:自立の保育園生活『ほいくえんのいちにち』『いってらっしゃーい いってきまーす』

広い世界に飛び出すために『ずっとママといっしょがいいの!』

『ずっとママといっしょがいいの!』
ここで購入!カンガルーの子のベビルーは、いつまでもお母さんのおなかの袋から出ようとしません。お母さんは、ベビルーが外の広い世界にとびだしていくよう、あの手この手を考えるのですが……
いつまでもママのおなかにいる、カンガルーの子のベビルー。ママのおなかのふくろの中はあったかくてふわふわしていていい気持ちだから出たくない。ママは、ゾウやことりを見せて外の世界に誘いますが、うまくいきません。けれど、向こうからもう1匹のカンガルーの子が走ってきて、ベビルーを誘うと……。

必ずしも「入園」の本ではありませんが、どの子にも訪れる母子分離の瞬間を描いています。ママから離れないベビルーと、わが子に自分の足で立ち、自分で世界に出ていってもらいたいと思うママの心の葛藤。どちらも、ひしひしと伝わってきます。ママだけでは、同年齢の友だちと遊ぶおもしろさや世界の広がりを与えることができません。だけど、そこへ飛び出していけるのは、見守るママがいて安心するからこそです。2匹の子どもカンガルーを見送るママの安堵した表情と、からっぽのおなかのふくろ、また、楽しげにはねるベビルーたちに、「門出」を感じる最後の見開きページが本当に素敵です。

■『ずっとママといっしょがいいの!』
さく:ヒド・ファン・ヘネヒテン
やく:のざかえつこ
出版社:主婦の友社
価格:1,260
発行:2005/2006年3月


迎えてくれるよ お兄さんとお姉さん『きみたちきょうからともだちだ』

『きみたちきょうからともだちだ』
ここで購入!年長さんが年少さんを迎えてくれます。きみたち、どうぞよろしくね。
入園式の一日です。年長さんが新入園児を迎え、プレゼントをし、園内を案内し、遊びの手伝いをしてくれます。子どもだからこそ分かる子どもの事情もあるものです。最後は、みんなで給食を食べ、コップのお茶で「かんぱーい」。

0歳児からいる保育園の入園式とは少し違うかもしれませんが、年長さんがきっと小さいお友だちを守り、助けてくれるよというメッセージは頼もしい限りです。小さい新入園児に園内を見せたり、歓迎したり、園庭での遊びを仲介したりするのは、ぜんぶ年長さん。子ども同士の中でこそ学んでいく様々なルールや関係があることがよく分かります。「は は は はじめまして!」で始まる「きみたちきょうからともだちだ」の歌は、楽譜がついているほか、CDも出ていますので、どうぞチェックしてみてくださいね。新入園児はもちろん、「これから最長学年」の希望に胸ふくらませた新年長児にもおすすめです。

■『きみたちきょうからともだちだ』
作:中川ひろたか
絵:長谷川義史
出版社:朔北社
価格:1,260
発行:2005年3月


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