ピザになって遊ぼう『ピッツァぼうや』
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ここで購入!『ピッツァぼうや』雨の日でも、こんな風にパパとママが遊んでくれればごきげん。ピートでピッツァ遊びという言葉遊びもあります。 | ピートはご機嫌斜め。外に遊びに行こうと思っていたのに、雨が降ってきてしまったからです。退屈をなんとかしてやりたいお父さんとお母さんは、ピートをピッツァに見立てて遊びはじめます。
お父さんのダイナミックな動きと、会話のおもしろさ、絶妙のタイミングでの終わり方によって、雨の日の親子遊びが本当に生き生きと描かれます。表紙と裏表紙が同じピートの満面の笑みの絵で、こっちまで引き込まれてしまいそうになります。この絵本を読んでピッツァ遊びをした親子も多いのではないでしょうか。ガイドだったら……、バジルにチーズにズッキーニ。野菜たっぷりにしたいです!
■『ピッツァぼうや』
作:ウイリアム・スタイグ
訳:木坂涼
出版社:セーラー出版
価格:\1,575
発行日:1998/2000年3月
娘の願いをかなえたい『パパ、お月さまとって』
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ここで購入!『パパ、お月さまとって』お月さまがほしいという娘の願いに、パパは長いはしごを準備してどこまでも高く上っていきます。 | モニカはお月さまがほしい。パパに「パパ、お月さまとって」とお願いします。モニカの願いをかなえたいパパは、長い長いはしごを月まで伸ばしました。でも、お月さまは大きすぎて……。
パパがもってきた長い長いはしごは横に4ページ分、高い山に登るところは縦に2ページ分、そして大きなお月さまは縦横4ページ分めくれる、大きな仕掛けがついています。月までの遠さやパパのすごさ、また、月の満ち欠けもよく目に見える形になり、迫力があります。夜の濃紺色の落ち着きと、パパとモニカの表情、お月さまをどうやって取ってくるかという空想が、巧みに絡み合った、さすがのエリック・カールの絵本です。
■『パパ、お月さまとって』
作:エリック・カール
訳:もりひさし
出版社:偕成社
価格:\1,680
発行日:1986/1986年12月
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