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大人もトリコ!?チョロQの魅力に迫る!

タカラトミーのチョロQは、累計1億台以上も生産された小型ゼンマイ内蔵のミニカー。その形状の可愛さから、今もなお人気のチョロQの魅力に迫ってみました。これを機会に、パパとチョロQで遊んでみませんか?

執筆者:田中 祐子


ジオラマ
展覧会会場の中央にあったジオラマは、見ているだけで癒される
車の大きさはたったの3×5×3cm。少しだけ車体を後ろにバックさせ手を離すと、チョロチョロとキュートに走るところから「チョロQ」と名づけられました。その形状の可愛さから、今もなお人気のチョロQの魅力に迫ってみました。

<CONTENTS>
1ページ目:今年で27歳!チョロQはこうして作られた!
2ページ目:人気のあるチョロQは、コレだ!
3ページ目:コレクションしたくなる!いろいろなチョロQ
4ページ目:チョロQで遊ぼう!いろいろな遊び方


今年で27歳!チョロQはこうして作られた

初代チョロQ4車種
初代チョロQ 4種。1つの型に4つの車種が作られていたので、一度のプレスで写真の1セットが完成
チョロQ木型
デザインした図面をイメージするために作られたチョロQサイズの木型。思わず欲しくなっちゃいます
金型
職人による精巧な金型で作られていたチョロQ。この金型が1つでき上がるまで長い時間がかかっていました
先月末、南青山にあるGofaにて、チョロQの展覧会が開催されました。開発当時の資料や珍しいチョロQも展示された貴重なイベントで資料を拝見しながら、株式会社タカラトミーでチョロQを開発している永岡順一氏に、当時のお話を伺うことができました。

チョロQの誕生は1980年。最初は「豆ダッシュ」の名前でテスト販売したところ、子どもたちの反応は上々。すぐに「チョロQ」として写真の4車種が製品化されました。小学館コロコロコミックにて連載された『ゼロヨンQ太』(池田淳一:1982年9月号~1985年3月号)で、チョロQブームは一気に加速。雑誌とのタイアップイベント、チョロQのレーシングチームの活躍、チョロQの新シリーズ発売などのニュースは、開発部発行手作り情報誌「チョロQ新聞」によって、全国のおもちゃ屋さんにて配布されていました。

この頃のチョロQは、車種設定から資料集め、デザイン画、図面、試作作成、金型マスターの工程が手作りだったため、1つのチョロQができるまで半年以上もかかるという代物。現在は、デザインも生産方法もデジタル化されているとのこと。新製品の製造期間も大幅に短縮。塗装や印刷技術も向上し、メタリックの表現もリアルになりました。

最近は、チョロQで遊んだことのある世代が、自動車メーカーの担当者というケースもあるらしいです。見本とされるチョロQは、今後もどんどん進化していくことでしょう。

チョロQの中身はどうなっている?

チョロQのエンジン
これが後輪を動かすチョロQのエンジン。コレが見たくて、チョロQを分解しないように!
チョロQの中身は、エンジンにあたるゼンマイが1つ。とてもとても小さいゼンマイです。このゼンマイを巻くには、車体をほんの少しバックさせ後輪を逆回転させます。そして、手を離すと勢いよく走り出します。今では、走り方に合わせて4種類のエンジン(スタンダード・スロー・スピード・2スピード)が用意されています。

>>どんなチョロQが一番売れている?>>
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