小学生日本チャンピオンが伝える、オセロに勝つ秘訣
岡本一樹君(小学6年生)第34回全日本オセロ選手権大会 小学生の部で優勝。 |
ガイド:オセロを始めたのは、いつ頃から?
岡本君:本格的に始めたのは、小学3年生から。その前は、おじいちゃんに将棋を教わったりしてた。オセロを最初に始めたのって、いつだったかなぁ。覚えていないくらい小さい時。
ガイド:今は、将棋よりもオセロに夢中なの?
岡本君:将棋も続けているけれど、今はもっともっとオセロが強くなりたい。将棋よりもオセロの方が簡単なので、先読みの楽しさがあるね。
ガイド:今から始めようという全国のお友だちにアドバイスを!
岡本君:最初のうちはたくさん取ろうと思って、いっぱい裏に返せる場所を打つ子がいるけど、「数」じゃなくて、「角」が取れるように打つんだ。4つの角を取られないように、自分が取れるように打てば、きっと強くなれるよ。
小学生日本チャンピオンを生み出した父の子育て哲学
インタビューに答える時は、一つ一つ言葉を選び、決勝戦の観戦では常に先を読んでいるかのような鋭い表情の岡本君。さぞやお父様もオセロが強いに違いないとお話を伺うと、意外なことにオセロとか将棋は本格的になさっていないとか。岡本君父:ほとんど、おじいちゃんが教えていましたね。私はフリーでテニスのインストラクターをしているので、体育会系なんですわ。あいつには、好きなことができたらトコトンやらせてあげようと思ってます。ピアノや英会話もやってます。
みんな、自分からやりたいと言い出したことで、こちらから「やれ!」とは言ってないんですよ。そろばんも大会に出るくらい没頭していますよ。発表会やこういった試合に参加することで、本番に集中できる力がついていると思う。それでいいと思います。
ガイド:一樹君は、お父様からテニスも教わっているのですか?
岡本君父:ええ、やってます。始めるキッカケは親でも、これは伸びそうだなと思ったら、人様に預けて育ててもらった方が伸びると思っています。今はオセロとそろばんが伸び盛りのようなんで、こうやってドンドン外の世界に出しているところです。
来年からは中学生なので、選手権大会は無差別クラスでの参加となる岡本君。勝ち進めば、世界チャンピオンとの直接対決もあります。来年のオセロ大会もがんばってくださいと言ったところ、「もちろん!」と力強い言葉をいただきました。
家族がそろったら「オセロ、やってみない?」と持ちかけて見てください。ボードゲームで遊びながらの家族の団欒は、とてもいい思い出になることでしょう。
Othello、オセロは登録商標です。