子育て/子育て関連情報

服部津貴子先生が語るオリーブオイルの魅力

今回は服部栄養料理研究会会長服部津貴子先生にオリーブオイルの魅力や食育への取り入れ方について教えていただきました。小さなお子さんがいるお母さんにも素敵な情報が!

執筆者:飯野 耀子

食育基本法も3年目に突入

今年2007年3月に刊行された服部先生による監修「元気が出る!世界の朝ごはん」。アフリカや北欧など、日本ではあまり知られていない朝ごはんが多数掲載今年2007年の6月は、「食育基本法」が誕生して3年目を迎えます。この2年間で随分と食育という言葉も、耳慣れたものになりました。本「食育」サイトも大勢の方に見ていただき、感謝の念にたえません。

そこで今回は食育基本法の成立に尽力され、「食育といえば服部先生」といわれる服部幸應先生の妹さんでもある、服部栄養料理研究会会長服部津貴子先生にお話をうかがってきました。

ちなみにちょっとしたトリビアですが、カレーと服部流割烹はとても関係が深いんです。なんと、服部茂一さんが服部式料理のお教室でカレーを教えたのが日本におけるカレー歴史の始まりなんだそうです。

オリーブオイルの魅力

服部先生本
いつもやさしく、そしてわかりやすい説明でいろんな食べ物の説明をしてくださる服部先生。先生の食育の本も理解しやすくガイドもいつも参考にしています
服部先生が食育にぜひ活用してほしいと紹介してくれた食材がオリーブオイル(先生は国際オリーブ協会のアドバイザーもされています)。なぜ、オリーブオイルなのか質問したところ、

「オリーブオイルは他のオイルと違い、生の果実から搾られた新鮮なジュース。加熱や化学処理が施されていないので、天然成分の損なわれていないし、酸化も防げているのよ。EXバージンオリーブオイルは収穫してから24時間以内に搾られるから、ものすごく新鮮なオイルなのでとても体にいいの」

とのこと。オリーブオイルというのは添加物のないオイル。血液をきれいにする働きもあるといわれていて、心筋梗塞や心臓病、ガンの予防でも注目されています。実際にオリーブオイルを多く摂取している国では他の先進国と比べて心臓病の発生が少ないというデータもあり、小児生活習慣病対策としてもぜひ取り入れたい食材です。

赤ちゃんのミルクにもオリーブオイル

オリーブオイルには、なんと母乳と同じ成分が含まれているそうです。粉ミルクで授乳をしている場合は、そこに2~3滴オリーブオイルを混ぜることで母乳にとても近くなるとのこと。よく振ってミルクとオイルを乳化させることがポイントです。

最後に服部先生に子育てのアドバイスをいただきました。

「子どもには3歳まで愛されているということをしっかりと伝えるため、とにかく抱きしめて、抱きしめて育ててあげてください。そして、3歳から8歳くらいまでは、『これは悪いことをした』という場合に限り、お尻と手の平と甲だけに限って叩き、悪いことをしてはいけないということをちゃんと躾けてあげて。この2つをしっかりと行い、9歳以降は子どもには『個』というものが出てくるので、その『個』を大事にして、見守ってあげてください」

>>次は服部先生オススメ。ご飯のおかずにぴったりなオリーブオイル明太子>>
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