子供のしつけ/子供のしつけ関連情報

子どもの苦手を克服する方法

子どもの苦手を克服してあげたいと思うことがあるかもしれません。子どもが苦手意識を持って苦しんでいるのを見ると、なんとかしてサポートしたいと思うのは当然。どうしたらいいのでしょうか?

執筆者:谷口 賢晋


苦手な勉強を克服するには?

Q:小学校3年になる娘は、学校の勉強で国語が苦手だといっています。嫌いではないそうで勉強も一生懸命しています。どうすれば勉強ができるようになるでしょうか。親としてどうすればうまくサポートできるでしょうか? 懸命にがんばる姿を見ていると、どうにかしたくなって……。

子どもの苦手
子どもの苦手な勉強を克服するには、いったいどうすればいいのでしょうか?
A:学習の速度や効果については私の専門ではありませんが、以下の記事などで簡単ですが、効果のある学習について書いていますので、参考にしていただければと思います。

うちの子の理解力の遅さは大丈夫なの?
子どもの学力を下げる親、上げる親
学習速度を飛躍的に上げる3原則

米国のある地域では、子育てについて次のような教えが口伝されています。「子どもの能力で可能なところまでたどりつけるように支援しなさい」という教えです。学校で決められた範囲を決められた期間にやらなければいけないと思うと、子どもも親もつらくなってきます。世界でも有名なホノルルマラソンには、制限時間がありません。参加者が走り続ける意志がある限り、フィニッシュラインでスタッフが待ってくれています。子どもの勉強もこれと同じです。大切なことは、子どもが勉強しつづける意志があるかどうかではないでしょうか。そして、その勉強を楽しめているかどうかが大切です。でなければ、続ける意欲がわきません。

親がサポートできることとは?

親がサポートできることは、子どものそばをいっしょに走って(あるいは歩いて)、ときどき効果的な走り方を教えたり、応援したり、一緒に楽しんだりすることです。ゴールする標準的な時間の何倍もかけてゴールした人に拍手をおくる気持ちを多くの人は持っていると思います。ですが、ついつい自分の子どものこととなると、先頭集団を走っていないと不安になるという気持ちもわかります。

物語を読んだり、漢字が書けるようになったりといったことは、基本的に子どもにとって楽しいことだと思います。それに対して、苦手意識が芽生えるというのは、決められたことを決められた期間にできていないというプレッシャーではないでしょうか。そのプレッシャーがなければ、勉強が楽しくなって、学習が進むようになります。「子どもの能力で可能なところまでたどりつけるように支援する」という親の姿勢が、結果的には子どもの学習速度を上げるのではないかと思います。



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