子どもがイジメにあわないための親の行動

Q:いじめの問題が毎日のようにニュースで流れていて、心配になります。もし、いじめられていたら、親としてどうしたらいいのでしょうか? 報道から見聞きする限り、学校や教師は頼りにならないかと……。また、ちょっとした子どものけんかに親が出ると、いじめがエスカレートするかもしれないと思うと、どうしていいかわかりません。

理屈だけでなく、感性で解決

いじめを解決
いじめ対策には、いつも穏やかな時間を過ごすこと
A:教育の問題が相次いでいて、安倍内閣の教育再生会議でも「いじめ」が取り上げられています。もし、自分の子どもがいじめにあったとしたら、あるいは、子どもがいじめにあわないために親には何ができるでしょうか? 教師が生徒をいじめるということが事件にもなるわけですから、いじめ問題を学校や教師だけに任せられないのは明らかです。

今、どんな理由でいじめが起こるかすらわからなくなってきています。どんな理由であれ、いじめがよくないのは当然ですが、それ以上に理不尽な理由でいじめが起こるというのでは、対処のしようがないように感じます。そんないじめを解決するために何ができるでしょう。

ちょっと非科学的に思えるかもしれませんが、自分の子どもが健やかに育つには、親の普段からの誠実な行動にかかっていると言っても過言ではありません。親がいかに誠実に思いやりをもって普段の生活を送っているかで、子どもが学校で楽しく過ごせるかどうかが決まるのです。買い物に行った時、お友達と会ったとき、電話をするとき、メールをするときなど、どんな時にでも、誰にでもやさしい気持ちで思いやりを持って行動しているかどうかが、子どもをいじめから守るコツです。「ちょっと論理的じゃないから信じられない」という方は、次の説明を読んでみてください。

精神科医・心理学者のシンクロニシティ

カール・グスタフ・ユングという精神科医は、シンクロニシティという「偶然」についての研究を、長年にわたって行いました。シンクロニシティを簡単に説明すると、「思いは互いにつながり合っていて影響し合っている」という考え方のことです。誠実な思いから行ったことは、互いに影響して、誠実な結果を得ることになります。

例えば、友達と話している時に、「ちょうど私もそのことを話そうと思っていた!」という偶然を一度は経験しているのではないでしょうか? そのことを心理学用語で「シンクロニシティ」とか「メンタルジャンプ」などと呼んでいます。行動だけでなく、どういう思いを持って行動しているかも影響し合っているということです。お互いに考えていることが、目に見えていなくても伝染しています。いつも愚痴ばかり言っている人と同じ部屋にいると、息苦しく感じたりすることに似ています。

実は、ユングの説明をするまでもなく、「与えた質と量によって受け取る質と量が決まる」というのは、自然の法則です。「エネルギー保存の法則」を学校で習った記憶がうっすらと残っているでしょうか。よいサービスを提供したら、たくさんお金が入ってきますし、やさしく接した分だけやさしい気持ちになることができます。いろんなところで、この法則が成り立っています。