楽しくおしゃべりしながらの制作。スイスイ進みます
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これがSBで使うカッターです |
さてさて、制作に取り掛かります。レシピとにらめっこしますが、どの道具を使えばいいのか目が泳いでいるカワサキに、近くに座っていらっしゃった生徒さんたちが「このカッターで切るんですよ」と使い方を教えてくださいました。ぶきっちょな私がほんのちょっと手を切ってしまい(私ったら、どんな不器用ぶりでしょうか)、「あー、手がー」と言うと、「これどうぞ」と親切にも絆創膏まで手渡してくださる。「サイト、見てますよ」と声をかけてくださる方までいらっしゃって……いい方々だなぁ……(じーん)。
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日ごろ見たことのない真剣さで制作するI賀P |
お互いの作品に「その色いいね」とか「あ、そのアイデア私もやってみよう」と和やかにおしゃべりしつつ、制作は着々と進行します。隣のI賀Pも、滅多に見せない入魂の表情で制作に励んでいるのが新鮮な光景です(笑)。この心地良い雰囲気、学生時代の美術や家庭科の授業を思い出しますね。
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押手先生の的確なアドバイスで、初心者の私でもすいすい進みます |
折に触れて押手先生が声を掛けてくださって、分からないところを質問したり、アドバイスをいただいたり。実は一回貼り方を間違えたカワサキ、押手先生が「貼ったばかりなら大丈夫ですよー」ときれいにはがして下さって、すぐに修正することができました。よかった~心強い! で、やってみて思ったのですが、SBとはデザイン性の高い工作の感覚。正真正銘初心者の私でも、ちょっとカンが掴めればとっても簡単に作れるものなんです。
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とうとう完成! がんばったよー! |
とうとう土台となるミニブックが完成! 写真の貼りこみは家でじっくり取り組みます。2時間はあっという間でした。本当に楽しかった~~!
2次元の平面に収まりきらない、4次元の想い出
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生徒さんたちそれぞれの個性溢れる力作、ここにご紹介! |
生徒さん同士、出来上がったものを見せ合います。色あわせも雰囲気も、本当に十人十色。「この色あわせ、見ただけで誰のかわかりますねー(笑)」「こちらはシックで素敵ですね」「こんな工夫があるんですよ」などなど、押手先生がちょっとした講評をしてくださって、そのコメントも勉強になります。レシピをちょっとアレンジして、リボンを真ん中で結んだり、紙の貼り方に工夫をしたりと、随所に一ひねりが加えられたものもあって、それぞれの個性や世界観が作品に表れているのがわかりました。
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右がガイドの作品、左がI賀Pのもの。うーむ、それぞれ性格が表れている? |
SBは、まるで飛び出す絵本のようです。写真素材も、子どもや家族の写真に限らず、愛犬の写真だったり、手作りしたケーキの写真だったり、風景写真だったりもします。立体であるボタンやリボン、リキッドビーズなど、様々な材料がアイデア次第で貼られ、ちょっとしたメッセージを書いたカードが入っていたり、シールが上手に貼られていたりと、表現方法は平面にはとどまりません。
「もはや平面ではないですよね!」と興奮気味に感想を述べたガイドに、押手先生はこう教えてくださいました。
「そうなんですよ。SBは立体の3次元、いいえ、そこに過去の想い出や時間も込めた、4次元の表現方法だとも言われているんです」。
>>達人・押手先生、スクラップブッキングへの思いとは>>