≪INDEX≫
1: 精神科病院に「パチンコ依存症外来」・・・P1
2: 虐待の世代間連鎖・・・P1
3: 「健康な産業」へ パチンコ業界の試み・・・P2
4: パチンコ客の子供を預かる・・・P2

精神科病院に「パチンコ依存症外来」

現代人は、多かれ少なかれ何かしらに依存する傾向があるのも事実だ
熊本県のある精神科病院では、日本でただ一つの「パチンコ依存症外来」を設けている。アルコール依存症外来などと同様に、パチンコ依存症もまた治療の必要な精神疾患の一つなのだ。
(⇒「パチンコ依存症」 精神科医療現場の話題から

もともと、依存症になりやすい性格というのがある。それに現代人は、アルコールやギャンブルなどのいかにも重大そうな依存症だけでなく、コーヒーや煙草、糖分の多いお菓子などの嗜好品から、「テレビ」「買い物」「インターネット」などの暮らしの中の行為まで、多かれ少なかれ何かしらに依存する傾向があるのも事実だ。

しかし、単に「○○が好き」を通り越して、借金を重ねたり、仕事や人間関係を失ってまで一つのことに固執し始めたら、それは依存症と診断される。本人に自覚があれば治療の余地はあるが、多くは自覚がなく、また周囲も諦めていたり、むしろ関わらないようにしていたりする場合は、事態は深刻化するばかりだ。

虐待の世代間連鎖

真夏の自家用車に子供を放置して何時間もパチンコに興じてしまう、パチンコ・ネグレクト症候群の親たちは、「パチンコ依存症」によって判断力が低下し、状況に対して適切な対応が出来なくなっていると考えられている。しかし「児童虐待」という側面から見ると、その根は深い。

ネグレクトに限らず、虐待には世代間連鎖の問題があると考えられているからだ。アルコール・ギャンブル依存症や児童虐待をする親などに育てられた子供が、成長して自分自身もかつて自分が受けたのと同じような虐待を子どもにしてしまう哀しいケースは数多く報告されている。

もちろん、全てがそうだというわけではない。しかし、「虐待の世代間連鎖」は虐待の非常に深刻な影響の一つであると考えられている。精神的、肉体的に虐待を受けて育った子供が発達性障害を抱え、自尊心を持てずに大人になってしまった結果、思わず知らず自分の子供に同じことを繰り返してしまうのである。自分を卑下する気持ちが、子供に同じ痛みを与える。ネグレクトをする親は、自分もまた育児放棄されて育ってきた場合が多い。「子供はそうやって育つものだ」と、それ以外に子供の育ち方を知る機会がなかった、被虐待児の哀しさにも胸が痛む。

>>「パチンコ客の子供を預かる」ある子供向け遊戯施設社長の述懐>>