ステップ4.代わりの物事を提示する
爪を噛むのをやめさせたいのであれば、爪を噛む代わりに歯に良いガムを与えたりする家庭もあります。人を叩いておもちゃを奪おうとしてしまう子どもには、代わりに「貸して」という言葉でコミュニケーションする方法を教えてあげます。ただ禁止されたのでは、子どもの最初の「動機」は無視されたままです。せっかく好奇心を持ち、やる気があったものをふたをして閉じ込めてしまったのでは、子どもは「ダメと言われた」「否定された」という気持ちや不満以外、何も学ぶことができません。
少し機転を効かせて、子どもの動機を汲み取り、それを良い形で実現できる別の方法を考え提示してあげることができれば、子どもも大人もそれぞれに満足のできる結果となるでしょう。
何をしても良くて、何はしてはいけないのか。「しつけ」の形は家庭の数だけあるでしょう。しかしここで大事なのは、お行儀がいいかどうかや傍から見てどうかということではなく、親が子どもに何を伝えたいか、何を学んで欲しいと思っているかということ。ガイドは正直、しつけという言葉は好きではありません。あなたが人として伝えたい哲学はなにか。親子が共にハッピーになれるしつけの形を探して下さい。
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