A実: みんなじゃないにしても、そう考えている人はこの地域には多いんじゃないかしら。この辺は昔から教育熱も高い地域だし。
B香: 地価も、物価もね(笑)
A実: インター(ガイド注:インターナショナル・スクール。高速道路とは関係ない)も多いし。ご両親日本人でも、バイリンガルのお子さんも多いのよ。
B香: うちも、昔はインターに入れようと思って色々したわ・・・でも授業料にはびっくり。あなたの学校の2倍よ(笑)
A実: あ、それは高すぎるわ(笑)ウチの学校、日本で一番授業料が高いのよ、C子ちゃん。困ったものだわ。この間もね、学校購買の絵の具、2万5千円したのよ!
B香: えぇ~~っ!!小学生に・・・でも、さすが、あの学校らしいわ。
C子: 凄い学校・・・有名校って、本当にお金かかるのね。
A実: 受験準備から考えると、もうOL時代の年収くらいは使ったんじゃないかしら(笑)
B香: あら、あなたはまだ上手にお受験したほうよ。準備期間も短いのに合格なんて、さすが出身一族、って思ったわ。私のお友達なんて、お教室に3年間で数百万つぎ込んで、お受験全滅よ。痛々しかったわ。大(おお)先生ごと、あの教室を呪ってやるなんて、怖いこと言ってたわ・・・。
A実: そうね、お受験にかけた金額と思い入れって正比例するわね・・・。お月謝で4~5万、期間講習で10万、面接特訓で10万、お受験の恨みって、本当に晴れないのよ。
C子: 呪うですって・・・根が深そう。
A実: だって、インターネットのいわゆるお受験掲示板なんて、そんな恨みつらみでいっぱいよ。学校別に分かれてて、自分の子供が落ちた学校をののしるなんて、序の口よ。受かったお子さんとママをそれとなく誰かわかるように中傷したり・・・この世界狭いから、だいたいどこの誰が犯人か、わかっちゃうんだけどね。
B香: そうそう、お受験掲示板、某小学校に受かったママ(ガイド注:合格したのはママではなく子供だが、こういう錯覚が起きるのがお受験)が言ってたけれど、保護者会が終わるたびに自分の学校のネット掲示板をチェックするって。
C子:
*この座談会は、フィクションです*