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詳細解説!米アレルギー対処法

米が原因となる「アトピー性皮膚炎」は三大原因食品ほど多くはありませんが、食生活の上でも、また精神的にも大きな負担となります。対策として何かできることはあるのでしょうか?

執筆者:松下 和代


米が原因となる「アトピー性皮膚炎」は、三大原因食品と言われる卵・牛乳・小麦ほど多くはありませんが、日本人でありながら米が食べられないというのは、食生活の上でも、また精神的にも大きな負担となります。

今回は、このお米のアレルギーの原因や対処法、低アレルゲンのお米を全部ご紹介します。

米アレルギーについて

イネの画像
米アレルギーも存在します。イネ科の植物にも気をつける必要があるのです
「米のアレルギーなんてあるの?」なんて思いますが、アレルギーはたんぱく質に反応して起こる症状です。当然、米に含まれるたんぱく質がアレルゲンとなる場合もあります。米は炭水化物が多く、たんぱく質があると思ってもみない方もいるかと思いますが、米のたんぱく質含有量は、精白米で6.1g、玄米で6.8g含まれます。


米アレルギーの原因は、「米を食べる習慣が増えたこと」「米の中の残留農薬」「欧米化の食生活により腸内環境が変化したこと」「美味しさをもとめた品種改良」などの説があります。

米は日本人にとっては主食として大事な栄養分。あれこれ、制限をする中でストレスもかかってくるので、米アレルギーと診断された方は、専門の医師と相談して様々な食品に含まれる米をどの程度まで除去していくかを決めて無理なく進めていきましょう。

玄米とアレルギーの関係

「玄米はアレルギーにいいの?」と質問をうけることがありますが、もともと玄米は米のまわりの糠を精製しないものです。他の雑穀類と同じで精製しないまわりに含まれる部分に、食物繊維やミネラル豊富で、アレルギーにとって腸内環境をととのえることや栄養補給には、おすすめの食品の1つと言えます。

ただ気をつけて欲しいのは、玄米は農薬が残りやすいこと。アレルギーがある場合、この農薬に反応することもしばしばあります。できるだけ、無農薬米、省農薬米を利用してください。

それから玄米は、消化しにくいのでゆっくりと噛んで食べてください。炊くときも十分に水につけて(1晩程度)また灰汁抜きをしっかりとして、場合によっては圧力釜などを利用して加熱を充分にすることが充分な消化をするために大切です。農薬や固さが気になる時には、まずは胚芽米からお試しあれ。

>>米アレルギーが気になる時の食べ方>>
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