卵を使わないでケーキを作る方法
卵には、「加熱によって固まる性質」と「よく混ぜることによって固まる性質」があります。これは、卵の中に含まれるたんぱく質の性質が「変性」することで起きる反応です。ケーキやパンを焼く時にはこの卵の性質を利用し、ペーキングパウダー・重曹・イーストなどの膨らませる力を持つ他の食品と組合せてつくるのが特徴です。卵を使わないでケーキを焼くと柔らかさとしっとり感に欠けるのですが、今回は「山芋」を利用することでふんわりとさせました。この方法は鹿児島名物の「かるかん」のつくり方を参考にしています。他にも、りんごやかぼちゃを利用してしっとりさせる方法、クルミや松の実を加えて油分を加えてつやをだす方法などがあります。小麦粉の代替食品ホワイトソルガムって何?
第4の穀物と呼ばれ、小麦粉アレルギー対策として期待されるホワイトソルガム |
1、小麦粉に含まれるグルテンが含まれていないので、グルテンアレルギーの方のための対応食品として安心して使用できます
2、必須アミノ酸(リジン・ロイシン・イソロイシンなど)を含みます
3、ミネラルが豊富です。鉄は白米の約4倍 、カルシウムは白米の約2倍、マグネシウムは白米の約5倍です(日本分析センター調べより)。
4、ビタミンB群が豊富です
5、食物繊維が豊富で、白米に比べ約5倍を含みます
6、不飽和脂肪酸を多く含みます(キャロル・フェンスター博士が2003年7月アメリカ穀物協会の会議で行った講演の資料他より)
7、渋みのもと(タンニン)を取り除き、ほとんど無味無臭で味付けしやすく、素材の味を活かせます。
またホワイトソルガムは、遺伝子組み換えの作物ではありません。製造は専用ラインなので他の粉と混入することはなく安心して使えます。食べやすいのでアレルギーの方のみに別調理する手間が省け家族みんなで同じ料理を食べられるため経済的で便利な食品です。今回は、この粉を利用してケーキを焼いてみました。