中学受験/中学受験の志望校選び・学校情報

同志社中学校

同志社学園は1875(明治8)年、新島襄によって創立された日本有数の歴史を誇る学校です。そのなかでも、生徒の大多数が系列大学に進学する同志社中学。生徒は、ゆとりを持って学園生活を送ることができます。その教育内容をご紹介していきましょう。

籔 孝昭

執筆者:籔 孝昭

学習・受験ガイド

「知」「徳」バランスがとれた教育を実践。同志社中学校

生徒のほとんどが附属高校に進学する同志社中学。同志社高校では他大学への進学もバックアップしている

生徒のほとんどが附属高校に進学する同志社中学。同志社高校では他大学への進学もバックアップしている

京都市中心部にありながら緑豊かな敷地に建つ同志社中学校は、「良心を手腕に運用する人物の育成」を理念に、自由・自治・自立を重視。知識や技能を身につけるだけではなく、豊かな人間性を持ち、社会や世界に待たれる人物を育成すべく、キリスト教主義にのっとった「知」と「徳」のバランスがとれた教育を実践しているのです。

進学面では、同志社中学は同志社高校へ無試験で入学できるだけでなく、その同志社高校からは同志社大学や同志社女子大学へも同様に進むことができ、ゆとりと安心感の中で伸びやかな学校生活を送ることが可能。毎年約85%の生徒が、同志社大学・同志社女子大学に進学していますが、同志社大学にはない医学系・農学系などを目指したり、国公立大学を目指す生徒のために高校2年生より選択科目が豊富に用意され、大学受験に向けたバックアップ授業もしっかりと行われています。2009年度大学入試では、京都大学7名、大阪大学5名などの難関国公立大学をはじめ、慶應義塾大学、国際基督教大学などの最難関私立大学に合格者を輩出しました。

実験や作業を重視した「手作り教育」を実践

同志社中学では1クラス36人の少人数制を導入。なかでも英語の授業では18名のハーフサイズクラスを導入し、外国人教師によるリスニングとスピーキングの「オーラルコミュニケーション」に力を入れています。ゲーム感覚のペアワークや日常生活で使える実用的な英会話など、総合的な英語力を養成し、英検の受験にも全面的にバックアップ。

また各教科とも手作り教材を使用し、視聴覚教室やフィールドワークなど、変化と工夫を凝らしたカリキュラムを実施しています。学んだ知識や技術、能力を活かしながら、覚えたことを実際に役立てられるよう授業では実験や作業などが重視され、応用力や実践力が身につけられるようにもなっています。

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