薬師寺は平城遷都以前の寺
2010年は平城遷都1300年。奈良の寺社では、たくさんの行事が行われます。この年に奈良に行かれる方も多いと思いますので、ここでは、たくさんある奈良の寺の中から、特に人気の高い薬師寺をご案内します。
薬師寺は、710年の平城遷都以前から飛鳥にあった寺です。天武天皇により発願(680年)、その奥さんの持統天皇によって本尊開眼(697年)、さらに文武天皇の御代に、堂宇が完成しました。その後、平城遷都に伴い現在地に移されたものです(718年)。
薬師寺回廊に咲く、オオヤマレンゲの花
薬師寺の見どころ
薬師寺には、大きく分けて3つのエリアがあります。まず、金堂や塔などがある白鳳伽藍。一般の観光客の方は、まずここに行きます。次に、道路を挟んで北側にある玄奘三蔵伽藍。もうひとつは、道路を挟んで南側にある休ケ岡八幡宮です。