ある程度のランク以上のレストランでの、グラスの扱い方&マナーについてお話させて頂きます。

グラスを自分で選ぶ必要はない

グラスの選択も、注いでいただくのもお店に任せましょう

グラスの選択も、注いでいただくのもお店に任せましょう

レストランで着席なさった際、ご自身のテーブル前にカトラリーやグラスがズラーッと並んでいて緊張した経験はありませんか? コブレット、シャンパングラス、赤ワイングラス、白ワイングラス、シェリーグラス……と並んでいると、どれを使ったら良いのか迷ってしまうかもしれませんね。

しかし、レストランでご自身がグラスを選択することはありませんのでご安心を! お店の方が注いで下さったグラスでいただけば良いので「どれを使えばいいの?」といったご心配は無用です。

注いでいただく際は何もしない

レストランでは、お客様側がボトルを持って注ぐということはありません。すべてお店の方にお任せします。

日本酒の酌み交わしや、カジュアルシーンでビールをお酌していただく際は、お猪口やグラスを持ち上げるのがマナーとなりますね。しかし、洋食のシーンではこの逆。ワインを注いでいただく時も、ミネラルウォーターを注いでいただく時もグラスはそのまま。テーブルの上に置いたまま、あなたは見ているだけでいてください。手を添えるなども基本的に不要です。

グラスは脚の上側を持つ

ワイングラスは脚の上側を持つ

ワイングラスは脚の上側を持つ

冷やしたものや、常温でいただく飲み物は、手のぬくもりで温まってしまわないよう、グラスの脚部分、ステムを持ちます。その際、下の方を持たれるとグラついて安定が悪いので、なるべく上側を持つようになさると良いでしょう。

ただし、一口いただくのみですぐに温まってしまうという心配はないので、あまりにも神経質になるのは返っていただけません。グラス部分に少々触れるくらいでしたら、あまり気にせずに。

乾杯のときにグラスを合わせるのはNG!

楽しいお食事の始まりに、乾杯はお勧めです。ただし、「カンパーイ」カチン! とグラスを合わせるのは絶対にNG! ハイクラスのレストランであればあるほど、使われているグラスは薄くて繊細なはず。グラスを合わせた瞬間、ヒビが入ってしまうことも十分考えられます。お食事のスタート時にこのような事態にならないように、乾杯はスマートに、そして上品に行いましょう。

グラスは、目の高さ辺りまで持ち上げます。そして、アイコンタクトを取り、「いただきます」などの言葉でひと口お飲みください。もちろん、「今日もお疲れ様でした」「ありがとうございました」「再会を祝して」「おめでとうございます」「○○に乾杯」と、その日の会食の目的や、感謝、お祝いの言葉をおっしゃるのも、その後のお食事が楽しくなりますね。

グラスが空になったら

ワインでもミネラルウォーターでも、残りが少なくなったり空になると、すぐにお店の方が足してくださいます。クラスの高いレストランでは、常にお客様のグラスを気にしており、絶妙なタイミングで注いでくれますので、安心して会話を楽しんでいられすね。

■自分で注ぐのはNG
では、もしグラスが空になってしまった場合は? あなたのテーブル隣にセットされたサイドテーブルに置かれたボトルを持ち上げて、ご自身や同席の方が注ぐ…… これは絶対に避けてください。軽く手を上げるかアイコンタクトで合図をし、お店の方に注いでいただきましょう。
 

注いでいただくのをお断りする場合

注いでいただくのをお断りする場合

■「もう結構です」の場合
注ぎ足してくださる際、グラスの上部分に軽く手かざすと「もう結構です」のサインとなります。お連れの方とのお話中などは、言葉でなくこのジェスチャーで。


■カジュアルレストランでは
かしこまらないお店では、相手の方のグラスの残りが少なくなったり、空になった場合、お連れの方と注ぎ合うのが許される場面もありますね。しかしその時も、ワインボトルや大きめのミネラルウォーターのボトルを女性が持ち上げる姿はあまり美しく映りません。重いボトルは男性にお任せすることにしましょう!
 

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