子育て/イヤイヤ期

2歳児の意地っ張り、どう付き合う?(3ページ目)

「魔の2歳児」とも呼ばれ、何かあるたびに意地を張る2歳児。ママはどうやって関わったらいいのでしょう? 子どもの発達の側面を知って、今日からのやり取りを視点を変えてチャレンジしてみてくださいね。

執筆者:松原 美里

「自分で!」は応援してあげましょう

やる気を認めてあげましょう。
成長の証、チャレンジ精神を応援してあげましょう!
「自分で!」という割には、できないし時間も掛かる……。待っている大人にとってはイライラしてしまう時間でもあります。ですが、一方の子どもにとってこの時期は、自我の芽生えとともに、自分ができることを試してみたい、というチャレンジの心が芽生えてくる時期でもあります。この時期のチャレンジを通して、できることが増えてくると、それが自信につながってきます。

「自分で!」という意欲を応援し、小さなことでもできたことを褒めてあげることが大切です。もしも上手くできなくて泣いてしまっても、励まして、次のチャレンジを見守ってあげましょう。それが、子どもの健全な成長と自立の心の芽生えになるのです。
 

時間にはゆとりを持って

……とはいっても、今回上げた方法は、一様に時間の掛かるものばかりですね。ママにとっては忍耐も必要ですが、子どもの成長には「大人が待って見守る」という姿勢が大切なのです。ママが心にゆとりを持って子どもに関わるためにも、「切り替え時間」を予定に組み込んで行動をすることをオススメします。

私も保育士時代、お出かけの直前になってよくキーッとパニックに陥って悪循環を起こしていましたが、それに気がついてからは数時間前から「これが終わったらおトイレに行って、ジャンパーを着てお散歩に行くよ」と前振りをし、その上で切り替え時間を30分ほど余分に見て声掛けをするようにしていました。そうすると、子どもも納得ができ、大人の側にも心にゆとりができるのです。

そういった子どもの心の発達を知って、尊重しながらも無理なく上手に折り合いをつけていってほしいと思います。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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