第1次反抗期!「魔の二歳児」と世界共通で呼ばれるイヤイヤ期

魔の二歳児と呼ばれるイヤイヤ期の子供の反抗的でわがままな態度で育児の壁にぶち当たる人も

魔の二歳児と呼ばれるイヤイヤ期の子供の反抗的でわがままな態度で育児の壁にぶち当たる人も

子どもが産まれ赤ちゃん時代を経験した後、少しは楽になるのかしらと育児に慣れた頃、「何でもイヤイヤ!」と駄々をこねてワガママを言う第1次反抗期に入ります。

赤ちゃん時代の授乳やお世話は苦痛を感じなかったという人でも、このイヤイヤ期に「正直、手に負えなくてまいっている」「初めて子育てに壁を感じる」と打ち明けられる方も多いのです。あれもこれもイヤイヤ、まるで怪獣のような、第1次反抗期は、1歳半~3歳頃に顕著に現れます。「魔の2歳児」=「terrible two」と世界共通で呼ばれるのも、この第1次反抗期のことです。

その子供によってその度合いや時期は様々、個人差あるようですが、私の実感としては、日本語を獲得しきれていない1歳半~2歳半くらいまでが一番大変な時期という気がします。何度か言って聞かせると分かってくれる子もいれば、頑として言うことを聞かず、徹底的に反抗する子もいます。逆に、「魔の二歳児」時期はおとなしかったのに、小学校に入る前に反抗的になる子もいます。

いずれにしろ「イヤイヤ期」ともいわれる第1次反抗期は、子どもにとって大切な成長過程ですし、親にとっても子どもとの接し方、叱り方などを試行錯誤していく時期。安易な接し方をしてしまうと、後になって余計に手がかかってしまうことにもなるので「反抗=悪いこと」という受け止め方をしないことが必要です。

 

イヤイヤ期の反抗的な態度は、本当に「わがまま」なのか見極める

「イヤイヤ期」とも言われる第一反抗期の2歳児の反抗的な態度は、わがままなのか?自己主張なのか?

「イヤイヤ期」とも言われる第一反抗期の2歳児の反抗的な態度は、わがままなのか?自己主張なのか?

1歳半を過ぎれば、少しずつ言葉を覚え、オモチャやお菓子にも興味津々。お店で欲しいものを見つけては、買ってあげるまで大声でねだり、泣き叫び、しまいには寝転んで手足をバタバタ。なんて漫画のような駄々のこね方をする子ども。公園で遊んでそろそろ帰る時間になっても「まだ遊ぶ」とばかりに言うことを聞かないなんて日常茶飯事。「うちの子はわがままで……」と魔の2歳児に親はほとほと困り果ててしまいます。

確かに大人の目線で言えばわがままの一種かもしれませんが、「欲しい」「遊びたい」と地団駄を踏む子どもは、別の面から見れば強い意欲を持った子どもであり、芯のある子とも言えるのです。勉強だってスポーツだって、意欲がなければ伸びません。この意欲は上手に引き出しつつ、「すべてが思い通りなるわけではなく、少しがまんすることも必要」ということを徐々に理解していければベストです。

それに、魔の二歳児期の一見わがままな行動は、「自分で何かをやりたい」という自主性と表現力の賜物。それを遮られてしまったから、かんしゃくを起こしているというわけです。食べるとき、着替えるとき、出かけるとき、時間のない中で十分させてあげることが難しいタイミングもあるかもしれませんが、「待つ」ということは子育てにとって大切なキーワード。本人の納得いくまでやらせてあげる機会もたくさん作ってあげてください。

大人の思い通りに動いてくれない=わがままではないことを肝に銘じましょう。
 

むしろ逆効果!第一次反抗期「魔の2歳児」へのNG行為

「イヤイヤ期」とも言われる魔の2歳児の反抗的な態度に対して、親は根気よく、子どもを待つゆとりを持つよう心がけてください

「イヤイヤ期」とも言われる魔の2歳児の反抗的な態度に対して、親は根気よく、子どもを待つゆとりを持つよう心がけてください

自我が芽生え始めたまるで「怪獣期」とも言いたくなるようなイヤイヤ期。達成したいのに力不足、まだまだ未熟、言葉で表現したいのにうまく伝えられない……。そんな、思い通りにならなかった欲求不満がかんしゃくとなって現れます。子どもはかんしゃくを起こすことで、心のエネルギーバランスをとろうとしているのです。そうなってしまったら、ただなだめるだけで収拾がつかないかもしれません。

ましてや「ほら、言ったでしょう!」と叱り飛ばしては逆効果。まずは抱きしめたり、背中をなでてあげたり、スキンシップをして受容してみる方が落ち着かせる近道です。そして落ち着いてきたら「こうしたかったんだよね」と、子どもの気持ちを言葉にして共感してやることが大切です。

もちろん、しつけは大切なので叱る場面も必要です。その場合、父親と母親の両方でガミガミ言ってしまわないように。子どもは逃げ場がありません。片方が叱って、「そんなに叱らなくてもいいじゃない……」ではなく、父親と母親の意見、子育ての方針は一致していることが前提です。父親から叱られたら、母親はその後で、「わかったもんね!」という気持ちを込めながら黙って背中をトントンと優しく叩いてあげるとか、そうしたフォローをしてあげましょう。

反抗期に絶対してはいけないこと、それは「モノ」で釣ることです。言うことを聞かせようと大人が切羽つまってしまうと、「我慢したらあとでご褒美を買ってあげるから」と手っ取り早い方法を取ってしまいがち。でもそれでは「泣けば自分の欲しい物が買ってもらえる」と子どもが思ってしまうかもしれません。「○○してあげるから」と言ってあげなければ、親はうそをついたことになります。「泣けば思い通りになる」という場面を作らないようにしましょう。
 

魔の二歳児期に授かった2人目は、最終的にいい方に働く

魔の2歳児期に2人目を諦めるなんてナンセンス

魔の2歳児期に2人目を諦めるなんてナンセンス

初めての子が 第1次反抗期「イヤイヤ期」の魔の2歳児という時期は、そろそろ2人目を考える時期でもあります。ところが、反抗期に手を焼いて「2人目なんて考えられない……」と思ってしまう人も多いようです。私のところにも「2人目を授かったけれど、上の子が怪獣みたいにたいへんな時期なので迷っています」というメールが来てて、慌てて「そんなことはない」と返信してしまいました。

共働きで夫婦とも報道現場で活躍しているという超忙しい人。「2歳児ギャングで、毎日世話に疲れ果てている。この状態で2人目はもう無理……」と精神的負担がどっぷりという感じでした。このように、次の出産も迷うほど怪獣くんに手を焼くこともあるわけですが、2人目が授かったのは反抗期の子どもにとっても親にとっても、最終的にいい方に働きます。

まず、子どもは言葉も十分理解できるようになる3歳くらいになると、魔の二歳児の「怪獣度」も和らいできます。妊娠してから出産までは10ヶ月近くありますが、今反抗期の子どもは、その期間もいろんな面で成長を遂げるわけです。それを計算に入れることができなくて、「今のままの手に負えない子に新生児のお世話……、とても無理」となって、次の子の年齢差が4歳、5歳と離れてしまう。

それが大きな問題だというわけではありませんが、上の子が2歳くらいの頃にお腹にやってきた子は、学年で3歳違いくらいですよね。これはワーキングマザーにとってベストな年齢差なのです。小学校に行くようになれば、年の近い兄弟・姉妹がいれば、2人で帰ってきたり遊んだりしてくれて、働く親は助かります。成長して、受験という時期になっても、高校受験と大学受験が一緒だと、家族旅行もお休みというピリピリムードが1年で済むというわけです。もちろん、一度に進学となれば色々ものいりにはなりますが、そこはしっかり貯金をしておくことが肝心です。

お金の面でも労力の面でも子どもが2人だと2倍になるということはありません。兄弟・姉妹といった子ども同士の世界ができることで、親も楽ですし、親のエネルギーが分散してくれることで、子どももプレッシャーが軽くなるという面もあるでしょう。

いずれにしろ、反抗期は半年から1年くらいのもの。この時期を過ぎれば、また違った雰囲気の子どもに成長していきます。自分でできることに挑戦し、できないことでイライラするのはチャレンジャーな証拠でもありますね。この時期特有の状況と俯瞰して、親もあまり振り回されないように、「ゆるみながら、待ちながら、根気よく」といった心で、反抗期という健全な成長過程を楽しむような余裕を持ちたいものです。

 

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。