毎回大人気のタッチケア講習会!
ガイド松原も取材してきました
やわらかい雰囲気が満ちたタッチケア体験会の様子 |
助産師の南部先生はジョンソン・エンド・ジョンソンで育児相談も行っている育児のベテラン。ママたちの不安や悩みに答えながら、五感を使った関わりの大切さについて話してくださいました。乳児期の赤ちゃんにはしっかり目を合わせて、話しかけてあげて、ママの匂いや触っている感触をしっかり感じさせてあげることが大事なのです。こういった視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感を刺激することで、赤ちゃんは感受性の豊かな子どもに育っていくのだそうです。そういったことを意識しながらタッチケアを行うと、ママの気持ちが赤ちゃんにも伝わっていきます。
ママたちははじめは不安そうに赤ちゃんに触れていましたが、赤ちゃんが喜ぶ様子を見ているうちに笑顔がこぼれ始めました。はじめはおそるおそるだった手つきも、どんどん自然に流れるような手つきに変わり、充実感でいっぱいの表情に変わっていきました。緊張していた赤ちゃんたちも、講習が終わる頃にはすっかりオヤスミモードに。
やわらかく幸せな空気の漂うマッサージ風景を見ているうちに、私はふと思い出したことがありました。南部先生の手つきは、保育士時代に私が「これだ!」と体得した子どもの寝かしつけの手つきに似ていたのです。なかなか寝ない子や興奮している子を寝かしつけるとき、子どもの体に手のひらが吸い付くように撫でていく仕草を無意識にしていたのです。
後々気が付いたのですが、この触れ方は大人のマッサージでも一緒。手のひらの体温を通じて、癒しの気持ちが伝わっていくのです。赤ちゃんが気持ちよくなるように、元気な子に育つように。そんな願いを手のひらに込めて行うもの。それがタッチケアなのですね。