※ガイド自身の経験を元にお話します。個々により、様々な乗り越え方があると思いますので、ひとつの参考として読んでください。
「お子さんには障害があります。」
妊娠をしたときの嬉しさ。胎動を感じる幸せ。女に生まれて、本当に良かったな~と思った日々です。体が重くなっていくとともに、我が子も成長しているんだな!と、嬉しく思う。この子が生まれたら、あれをやってこれをやって・・・将来は○○になってほしいな~と、夢もいっぱい広がります。しかし、この一言で、夢は闇に葬られるのです。「お子さんには、障害があります。」
なんで私だけ?
障害児と告知をうけると、目の前が真っ暗になります。 |
でも、今になればわかります。決してひとりじゃないよ!
障害の告知時期は様々
なぜ、今回、このような記事を書いているかと言えば、障害の告知時期は、とても様々だからです。私の息子のように、出生して間もなく知る場合もあります。しかし、同じ染色体の障害でも、成長と共にわかる場合もあります。自閉症などの場合は、3歳以降にわかる場合が多いです。そして、私の娘のような、軽度発達障害などは、就学と共にわかる場合が多いのです。さらには、事故などにより、後天性の障害もあります。※軽度発達障害
軽度発達障害の「軽度」とは、知的な発達の遅れはないという意味です。障害が軽いという意味では、ありません。
何があっても変わらない
もし、お子さんに障害があると、告知を受けたとき、忘れないで欲しいことがあります。「何があっても、その子はその子である」こと。私の息子は、7qー症候群であり、てんかん持ちであり、内反足であり、知的障害があり・・・これを全て持っている息子が、息子なのです。それが、一つでも欠けたら、息子は別の人間なのです。そして、今、目の前にいる可愛い我が子は、全てを持っている息子であり、娘です。
「障害児」と言われたら、我が子が可愛くないですか?そんなことないですよね。可愛いと思います。笑顔をむけられたら、自然と笑顔が出てしまうと思います。何があっても、変わらないのです。
様々なサポートがあることを知りましょう
その子の状態に合わせて、様々なサポートがあります。訓練といわれるものです。言語が必要な子もいますし、体を動かすことが必要な子もいます。それぞれに必要なサポートを受け、成長を促します。どんな専門機関があるのか?は、地域によりますので、保健センター等で聞いてみましょう!また、役所へ行き、公的にサポートしてくれるものは、どんなものがあるのか?も、聞いてみましょう。
カミングアウトしましょう
自分の気持ちの中で、整理が出来たら、次はカミングアウトです。友達や、保育園・幼稚園や学校に通っていれば、まずは先生。そしてクラスの保護者会などでです。私が、実際にカミングアウトをしっかりと出来たのは、息子が2歳の頃。丸1年間は、なんともいろんな思いの中で、さまよっていたんですね。すぐに心の整理がつかないかもしれません。あせらずに、自分の気持ち、そして我が子と向き合っていきましょう。
障害を持つ子を育てることは、精神的にきついことも多いです。心臓などに病気を抱える子の親は、いつ命が・・・という気持ちが、常にあり、精神的にとてもしんどかったと話していました。
なぜ、私がカミングアウトをすすめるかというと、それは、我が子へのサポーターが増えていく!から。そして、我が子を見てくれる目が、成長を喜んでくれる人が増えるからです。それは、イコール、親自身の気持ちを安定させてくれるのです。
ひとりじゃないよ!
たくさんの出会いの中で、光が見えてきます! |
でも、今、こうやって生きていて良かった!と思います。たくさんの出会いがありました。同じ思いを越えてきたママたちや、障害ってなに?と、知ろう!理解しよう!としてくれる仲間も、いっぱい出来ました。
障害があると知ったときは、世の中からポツンと、孤立させられたように感じましたが、違いました。なので、もし、皆さんが「障害」を告知されたとき、忘れないでほしいのです。「ひとりじゃない!」ということを。
そして、もし告知を受けて、どうしようもなくなったときは、私でよければメールしてください。本名を名乗らなくて良いです。HNで、思いを全て書いて、すっきりしてください。何回メールを下さっても、構いませんから。
【なにがあっても、ひとりじゃないよ!】
★最後まで読んでくださってありがとうございます。