デジタルカメラの顔認識機能とは?

すっかりおなじみとなったデジタルカメラの顔認識機能。その名の通り、人間の顔を認識するという機能だ。

元々は生体認識技術のひとつとして開発されたものをデジタルカメラの画像エンジンに組みこんだのである。現在ではケータイのカメラ機能にも搭載されるようになっているほどにポピュラーな機能となっている。

多くの場合、顔を認識するためには輪郭と目鼻口の位置を利用している。そのため、サングラスやマスクをしている状態では、顔が画面内に入っていても認識することができない。場合によっては輪郭を覆うような髪型も、顔認識の邪魔をすることがある。

デジタルカメラではじめて顔認識機能を搭載したのは、2005年の春に発売されたニコンのCOOLPIX 5900であった。このころの顔認識機能はまだ精度が低く、シーン撮影で「顔認識モード」を選択する必要があった。その頃に比べると画像エンジン(用語解説)に能力的な余裕ができたことで、リアルタイムに画像を解析して顔を認識するようになっている。


顔を認識したあとの動作はどうなってるの?

顔認識という言葉で一口でくくられているが、顔を認識したあとの動作にはさまざまなものがある。

■顔認識AF
もっとも基本的なものは顔認識AF。認識した顔にピントをあわせるという機能だ。顔が複数ある場合にはピントを合わせたい顔を選べる。基本的には高価なデジカメのほうが認識できる顔の数は多い。これは顔認識機能が画像エンジンの能力に依存しており、高価なデジカメのほうが高機能な画像エンジンを搭載できるためだ。

■顔認識AE
もうひとつ、基本的な機能として顔認識AEが挙げられる。逆光のようなシーンで顔が暗くなってしまっていても、顔を適度に明るくしてくれるという機能である。
初期の顔認識機能では搭載されていないことも多いので、中古でデジタルカメラを買うときにはチェックしておくべきだ。

■顔認識WB
顔を認識してホワイトバランス(用語解説)を調整し、きれいな顔色で撮影するという機能だ。蛍光灯下で撮影している場合などに緑かぶりを起こすことがあるが、これを自動的に補正してくれるわけだ。

これらは基本的な機能であるが、顔認識機能には応用機能も存在する。むしろ、ユーザーにとってはこれら応用機能のほうが重要になってくるのではないだろうか。