ひな人形の登場人物は誰?

五人囃子

五人囃子だけ江戸時代

おひなさま、おだいりさまはそれぞれ皇后、天皇をあらわします。三人官女は皇后様に付いてきた宮中に仕える女官。五人囃子から下は天皇の家来たちです。おひなさま、おだいりさま、三人官女、五人囃子、その下にいるのは随臣(右大臣、左大臣)。その下にいるのは仕丁(泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸)です。

ちなみに、ひな人形の七段飾りの設定は平安時代の宮中の結婚式なのですが、五人囃子だけなぜか時代が違っています。一般的に、五人囃子は江戸時代の楽器「太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡」を持っているものがほとんど。衣装も江戸時代のものになっています。

中には平安時代の雅楽の楽器「笙(しょう)、龍笛(りゅうてき)と篳篥(ひちりき)」を持つ五人囃子バージョンもあるのだとか。そこまで注意してみると面白いですね。
 

左大臣が右で、右大臣が左なのはなぜ?

ひな人形は、おだいりさまとおひなさまに対して、それ以下の段にいる人たちが向き合った設定になっています。つまり、おだいりさま、おひなさま以外の人たちは実際と左右が逆になっているのです。


白い顔の人と赤い顔の人がいるのはなぜ?

位の高い貴族は、男性でも化粧をしていたので、白い顔をしています。泣き上戸の顔が白いのは、お化粧をしているからではなく、顔色が悪いため。
 

おひなさまは何歳?

おひなさまのお顔は、18歳のときの顔で作られています。最近人気のある木目込み人形のひな人形は、赤ちゃんや子どもの顔で作られているので、雰囲気がかなり違いますね。
 

おだいりさまが持っているものは何?

おだいりさまが手に持っているものは「笏(しゃく)」と言い、朝廷の式次第を書いた台本のことです。
 

お道具は何を意味しているの?

鏡台や茶道具、重箱などのお道具は、結納の品です。余談ですが、ひな人形にはお道具や飾り物が多く、しまうときにわからなくなってしまうことも多いので、飾る前に収納時の写真を撮っておくと、片付けるときにどれがどの箱なのかわかるのでおすすめです。

ひな人形のひな壇が赤い理由は?

赤は血の色。神社の鳥居が赤いのと同じく、魔よけの意味があります。そのため、ひな人形のひな壇には赤い毛氈を敷くのです。
 

立ち雛はなぜお道具がないの?

お道具や飾りのたくさんあるおひなさまと比べて、お道具がない立ち雛。これは、おだいりさまとおひなさまが表を歩いている設定のためです。



このように、なかなか奥が深いひな人形の世界。「こんな意味があるんだよ」と子どもに伝えていきたいですね。詳しく知れば知るほど、ひな人形に愛着を持てるようになりそうですね。


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