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後悔しない雛人形選びに、重要なポイントとは?

後悔しない雛人形の選び方

後悔しない雛人形の選び方

女の子が授かったら迎える初節句。初節句につきものの雛人形はどこを見て選べばよいのでしょうか? 今回はひな人形のチェックポイントをご紹介します。

【雛人形の選び方1】顔・手・足をチェック

雛人形顔1
彫り込んで胡粉を塗った職人仕事のお顔。まぶた・鼻・耳・口に注目
雛人形顔2
石膏を型抜きしたお顔の一例。耳たぶにバリが残り髪の生え際も雑。こういったつくりのお顔には中国製のものも
雛人形手1
木に胡粉を塗った手作りの手。鋭く切り込まれ、ツヤがあります
雛人形手2
型抜きの手の一例。よく見ると毛羽立っているよう
雛人形足
お内裏様を下から見ると、ちょこんと足が。ふっくらとした靴下も履いています
まず最初にチェックしたいのは雛人形の主役、お内裏様(男雛)とお雛様(女雛)。顔を見てみましょう。大きく分けると、職人手作りのお顔と、型から抜いたお顔の2種類があります。お内裏様とお雛様のお顔がどちらなのかをチェック。

伝統的な衣裳着人形では、職人手作りのお顔には胡粉(ごふん)という白い貝殻の粉からつくられた顔料が塗り重ねられています。肌が光を柔らかく反射しふんわりとして見えます。

口や目が鋭く切り込んであったり、髪の生え際やまゆげなどに細かい手が入っています。口の奥に歯や舌が見えるものも。歯を黒く塗る習慣「お歯黒」が見られることもあるので、お雛様の口の中をのぞいてみましょう。

一方、型から抜いたお顔は肌がてかっているように見えます。彫り込みや細かい細工が無いものもあります。

木目込人形などの他の方法でつくられている雛人形の場合も、手作りか、顔の素材は何かチェック。

職人手手作りのお顔・型でつくったお顔。欲しいと思うのはどのお顔なのか、見比べてみましょう。

手や足も見ておきます。お顔が手作りで手は型抜きという場合もあります。手作りの手は指の1本1本がハッキリしています。

雛人形を手に取って見ることができれば、お内裏様の足もチェック。つくり込んであるお内裏様では足を見ることもできます。目に見えにくいところにも手が入っているのが職人手仕事の証。こだわりを知りたい場合は、お人形を手に取って見てみるのもオススメ。

お雛様のお顔は様々。京雛と江戸雛で顔立ちが違います。いわゆるお公家顔が京雛、目がぱっちりして現代的な顔が江戸雛。このページの一番上の画像のお顔は京雛です。京雛を選ぶ人が多いようですが、江戸雛の顔立ちのほうがかわいくて好きという人も。
また、最近人気が上がってきているのは木目込人形。愛らしい表情が好まれています。型崩れしにくいため保存がしやすく、コンパクトに簡単に飾れるのが喜ばれている理由。

好みだったから、赤ちゃんの顔に似ているから、こんな顔に育ってほしいから、そのお顔を選んだ理由はそれぞれです。


【雛人形の選び方2】値段の差が出る!衣裳をチェック

雛人形絹
正絹の衣裳。なだらかに流れています
雛人形化繊
化学繊維の衣裳の一例。ざぶとんみたい?
雛人形帯地
帯地の衣裳。美しく豪華
雛人形化繊2
化学繊維の衣裳の一例。裳はプリント
雛人形そで
本着せの衣裳。袖の中をのぞくと向こう側が
お内裏様とお雛様の衣裳は、まず材質をチェック。絹・化学繊維と絹が混ざったもの・化学繊維と、主に3種類あります。絹が100%の生地を特に正絹(しょうけん)といいます。

「衣裳には絹が使われている」と説明された場合でも、絹100%とは限りません。見分け方としては、化学繊維にはてかりやごわつきがあり、正絹にはなめらかな光沢と柔らかさがあります。

正絹といっても、古典的な紋様やお雛様らしいかわいらしい柄で染めた生地、キラキラと光る金粉金箔で彩った生地、刺繍が施された生地、帯用に織った生地など様々。刺繍や金箔が入ると華やかさを、帯地は重厚感や高級感を出す衣裳になります。最高級となる帯地の衣裳を選ぶのもよいですが、シンプルな衣裳や子どもが喜ぶかわいい柄の衣裳のお雛様もまたよいもの。

衣裳の材質・生地を確認したら、縫製や仕立てもチェック。あとは好みの衣裳を選ぶとよいでしょう。価格としては、化学繊維では何千円単位~、正絹では何万円単位~、中でも帯地では何十万円単位~となります。

ひとくちに衣裳といっても、着せかたに種類があります。全身に重ね着のもの・上半身だけ重ね着して下とくっつけたもの・えりとそでの表に見える布が重なった部分だけを貼りつけたもの。どの着せかたなのかもチェック。

お雛様のそでの中をのぞいてみるのも見分け方です。そでの中から向こう側が見通せるものが着せてあるタイプのお雛様。

えりとそでを貼りつけたお雛様は手に持つと軽く、「本着せ」と呼ばれる1枚1枚きものを重ね着しているお雛様はずっしりとした重さがあります。できれば手に取ってみましょう。

衣裳の選択肢にはオーダーメードという方法もあり、工房直結の人形店などに生地を持ち込んで雛人形をオーダーすることもできます。行くことが可能なら実際に工房に行って依頼してみても。おばあちゃんのたんすで眠っている思い出の帯を衣裳にして雛人形をつくり赤ちゃんに贈るというのもまた素敵ですね。

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