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楽園で過ごすGW!砂浜美術館Tシャツアート展(2ページ目)

Tシャツに作品を載せて砂浜にはためかせたい。そんな夢が千人の共感を呼ぶ日本一のTシャツアート展に発展して今年で20年。大切な人と作品を応募して、四万十川をカヌーで下り、クジラと砂浜で鑑賞する極上の連休

執筆者:久米 信行

夢が夢を呼んで、今やゴールデンウイークの風物詩に

この奇跡はひらめきから始まった
この奇跡はひらめきから始まった
建物もなければ、著名作家の作品もない....しかも館長はクジラ。そんな砂浜美術館のコンセプトは、今聞いてもハッと驚く新しさと美しさがあります。

砂浜美術館を愛する私は、講演やプレゼンなどで、毎年千人を楽に超える方々に、Tシャツアートの魅力をお伝えしています。たとえ現地の魅力の1/100も伝えていないスライドショーであっても、見れば誰もが圧倒され素直に感動してくださいます。

さらに、砂浜美術館を詳しく知れば知る程、驚かれることでしょう。

町役場の若者と、2人のアーティストのひらめきと空想から始まったこと。それが感動と共感を育み、今や全国から応募者を1000人も集める大きなイベントに発展したこと。今や、日本のゴールデンウイークの風物詩として、必ず新聞やテレビでも紹介されていること。それが、最小限の組織と、ボランティアや後援者の協力で20年も続いていること。

こうして、夢や空想が実現して大きなうねりになったことを、美しい海や砂浜が残っていることに加えて「もう一つの奇跡」だと感じる方も少なくありません。特に、全国各地で地域おこしやアートイベントに力を注がれている人には、大きな勇気とアイディアを与えてくれるようです。

もちろん、ふるさと墨田区で葛飾北斎をリスペクトする企画を夢想する私も、その1人です!!

20年前に発案!北出博基さん、梅原 真さんが審査員

まずは自分のために始めた
まずは自分のために始めた
Tシャツアート展の審査委員長には、毎年、このイベントに感動した著名なアーティストが駆けつけてくださるのです。

20周年の節目を迎えた今年、まさに最適任の審査委員がお二人選ばれました。それは、砂浜美術館とTシャツアート展の礎を築いたアーティストです。もし、このお2人がいなかったら、この美しい試みを私たちが今も楽しむことはできなかったはずです。

Tシャツアート展のWEBサイトで紹介されたプロフィールを見れば、お二人と砂浜美術館との深いつながりを知ることができるでしょう。

【審査員】北出博基(フォトイラストレーター)

広告制作会社にて写真家浅井愼平氏に師事。退社後、カリフォルニアに2年間遊学。雑誌や広告の仕事で旅の風景写真などを撮る。Tshirtsに写真をプリントする展覧会を提案。当地大方町(現黒潮町)にて、第1回Tshirts Art展を開催。


【審査員】梅原 真(デザイナー)

1988年「砂浜美術館」プランニング。4kmの砂浜にTシャツが「ひらひら」する風景を作り、コストのかからない「ゼロ・エミッション美術館」として20年目を迎える。一次産業×デザインで新しい価値を作り、地方の風景をキープしたいと活動。高知県生まれ。

 >>>ホエールウォッチングやカヌーも楽しめる....
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