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ジョンパートリッジのWAX RIDING JACKET(2ページ目)

英国スタッフォードシャーで伝統のワックスコットンジャケットを作る1969年創業のメーカーのSTANTON WAX RIDING JACKET。農民たちにも愛されたヘビーデューティさと老舗をしのぐディティール

執筆者:久米 信行

レザーの襟元にシンボルの鳥のピン

寒い時には襟を立ててストラップ装着
寒い時には襟を立ててストラップ装着
まず私が最初に目を奪われたのは、衿に飾られた鳥のピンでした。ドライブ中に目に焼き付いた英国の田園風景や、パブリックフットパスを散策した時に見た鳥たちが思い浮かびました。

 そして、わずかにラウンドした衿の形と大きさが絶妙なのです。無骨なガーメントでありながら、襟元は優しい表情を作ります。私が愛用するのは太畝のコーデュロイ素材の衿でしたが、今回おすすめするジャケットは柔らかそうな黒のレザーを奢っています。

 冷たい風雨に見舞われる英国のことですから、この衿を立ててチンストラップをつければ真冬でも安心ですし、バイクや自転車に乗る時にも良いでしょう。

 またPHOTOGENIQUEのページにある、拡大写真を見れば、レザーの風合い、チンストラップの美しい形状、格調高いオリジナルボタンのディティールを感じていただけるはずです。


裏地もあたたかモールスキンとキルティング

袖口リブにレザーの縁取り
袖口リブにレザーの縁取り
ワックスドコットンというと寒々しいイメージをお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。

 しかし、このジョン・パートリッジのジャケットの裏地には、毛布のような風合いのモールスキンが張られています。モールスキンとは起毛しながら織り上げた綿素材で、空気をたくさん含んだ綿毛布のような暖かさを約束してくれます。上質なTシャツの上に着るには、最適の肌触りと言えましょう。

 さらに、脱ぎ着する時に滑りが良いように、袖の部分はキルティングになっています。ジョン・パートリッジでも、マッキントッシュやラベンハムのようなキルティングジャケットを作っておりますので、その素材や技術を応用したのでしょう。

 それから、防風防寒の要である袖口も二重構造になっていて、内側にリブがついています。その縁取りにまでレザーが奢られていることに驚きました。衿と袖から入る風を防ぎながらも、デザイン心を忘れない心配りに魅せられます。

 他にも、サイドベンツを開放した時も風が入らないようにワックスドコットンの生地が張られていること、取り外し可能なフードが付属していることなど、厳しい自然に打ち克つ工夫があふれています。

 サイズはXS、S、Mの3サイズですが、日本人なら1サイズ下を選ぶと良いでしょう。価格は、税/送料込 66,150 円。カラーは他にも、オリーブと、黒ベースのチェックであるブラックウォッチが選べます。

 まだあまり人が着ていないジャケットをお探しの方は、ぜひ注目してみてください!


 ▼PHOTOGENIQUE:JOHN PARTRIDGE STANTON WAX RIDING JACKET
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