■心ひかれたのは、森田貴宏氏作「幕末宇宙思想T-Shirt」
一番、気合が入っていた?ビデオのTシャツです。
それもそのはず、ビデオプロデューサーでプロスケーターの森田氏が作ったのですもの。
「嗚呼花の応援団」もびっくりのガクランの人たちによるTシャツプロモーションビデオ。フツーなら、スケーター風ストリート風のビデオでも撮りそうなものですが、いきなり禁じ手か? いきなりコレやられちゃうと、あとの人はやりにくいなあ。
デザインも宇宙の彼方まで飛びます。
幕末ですから、龍馬が行くのですが、なぜかアフロヘアー。てゆーか、そのモコモコの中はなんと金ラメの宇宙......。
そして、フリーペーパーの方のモデルは誰かというと、レゲエ専門レーベル OVERHEAT RECORDS代表の石井 志津夫さんでした。私がちっちゃいころからお世話になった方で、還暦を過ぎた私の父にまD、自ら発行人をしているレゲエ専門誌Riddimを、送りつけてしまうような過激な人です。
なんだか、ぴったり。
■買ったのは、しりあがり寿氏作「厄除けT」
しかし、私が、個人用として買ったのは......タモリ倶楽部にも登場する数少ない漫画家、しりあがり寿さんの「厄除けT」でした。
なぜって、このビデオで語られた「Tシャツにこめた思い」が爆笑だったんですもの。
Tシャツのモデルは、どうやら愛娘?の来海ちゃん。
愛する娘のために、「このTシャツを着ていると厄に遭わない!」という想いをこめて作ったとか。ちょっとないですよね。
それだけでなく、娘のために、子どもたちが大好きなキャラクターに「よく似た感じ」の絵が描いてあります。....といったそばから、来海ちゃんが、Tシャツを指差し「アンパ....」と言いかけ、あわてて否定するパパ。
さらには、わが子が字をおぼえられるように、ところどころに「あいうえお」「かきくけこ」と散りばめられています。
なんて多機能なTシャツなんだ!
思わず親ばかの私もご購入です。
■もうすぐ来る?1億総Tシャツ放送局長時代の予兆
今は、インターネットって、かったるいWEBやメールでのコミュニケーションですけれど、もうすぐ、誰もがインターネット放送局を持つようになるでしょう?
Tシャツ専門チャネルなんて、山のようにできてほしい。
この桑原さんのインスピレーションと遊び心で生まれたイベントは、きっとその時代の予兆。Tシャツ文明のあけぼのは近い気がして、なんだかワクワクしてきました。
◆クラブキング
http://www.clubking.com/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。