どんなビジネスシーンでもしっくりくるブラックの表紙、上質な紙、用途ごとに選べる様々なサイズ、そしてたくさんの罫線フォーマットを持つマルマンの「ニーモシネ」シリーズ。何とこのたび100万冊を突破したという。そのニーモシネから新たにダイアリーが発表された。
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ビジネスパーソン向けノートというカテゴリーを切り開いたニーモシネに新たにスケジュール帳が登場 |
ニーモシネらしい使いやすさを考えた紙面
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これまでのニーモシネにはないサイズ。ほどよくスリムで日々持ち歩くスケジュール帳にちょうど良いサイズ感。 |
表紙は、ニーモシネのトレードマークであるマットなブラックそしてゴールドで「Mnemosyne」のロゴがある。ニーモシネというと、これまでリング綴じタイプが中心だったが、今回のダイアリーでは糸かがり綴じになっている。サイズは、縦18cm×横10.5cm 。実際に手にした印象としては新書版くらいといった感じ。程よく握りやすく、持ち歩くのにも適したサイズである。そのブラックの表紙を開くと、ニーモシネスタイルである鮮やかなイエローの中扉がある。ブラックとイエローの対比が美しい。
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ニーモシネシリーズ共通の鮮やかなイエローの中扉 |
今回のダイアリーは、同じサイズで3タイプが用意されている。デイリータイプ、ウィークリータイプそして、マンスリータイプ。
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そのイエローの中扉を開くと、2年分の年間カレンダーがある。 |
ひとつひとつの予定がタップリ書けるデイリータイプ
デイリータイプは一日1ページ構成で、あらかじめ縦軸に時間インデックスが振られている。
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デイリータイプの紙面。縦軸に時間インデックスがある。デイリータイプ 3,150円(400ページ)。 |
記入スペースは大きく二つに分けられており、時間軸のすぐ隣のやや狭いスペースにはアポイントなどのスケジュールを書き込むことが出来る。その右隣はちょっと広めの横罫線ノートスペースになっており、その日のToDoを書き込んだり、アポイントに関連したタスクを記入するといった使い方もできる。
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デイリータイプは400ページとタップリとした厚さがある。 |
スッキリとしたウィークリー バーチカルタイプ
ウィークリータイプはバーチカルになっている。時間軸のスケジュール欄を中心に、その上下にも記入スペースが設けられている。
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こちらは、ウィークリータイプ 1,575円(128ページ)。 |
上の部分はその日のメインイベントを書き込むのに最適。そのスペースをよく見てみると、日付の数字のすぐ下にうっすらと線が引かれている。これは日をまたがる出張やイベントの予定を書き込む時に使うライン。
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時間軸の上にスペースがあり、その日のメインイベントや日をまたがる予定管理に便利 |
下はその日のタスクやちょっとしたメモスペースとしても活用できる。
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下には、メモやその日のタスクを書き込めるスペースもある。 |
シンプルながらもバーチカルの基本をしっかりと抑えたつくりとなっている。
プロジェクト管理にも便利なマンスリータイプ
そして、マンスリータイプ。これがかなりユニークなものになっている。月間ブロックと言われるカレンダー方式にはせず、日にちが上から下に流れていく構成になっている。こうしたスタイルはヨーロッパのダイアリーで見かけることがある。
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最もユニークなマンスリータイプ 1,050円(48ページ) |
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1ヶ月の日付が上から下に流れていくスタイル。 |
見開き2ページで1ヶ月分となっており、予定記入スペースは4等分に分かれている。特に時間軸は入っていない。これは、いろいろな使い方が出来るようにするためだ。たとえば、左の二つのスペースを午前と午後の予定として、残りの二つを今手がけているプロジェクトに割り当てるといった使い方や、4分割すべてを24時間を4等分にして使う。さらには自分の予定と他の人の予定を半分ずつなどなど、自由度の高いスケジュール帳となっている。マンスリーバーチカルと言ってもいいスタイルだ。
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予定を記入できるスペースは4等分されている。 |
また、紙面にはその月が一目でわかるように、ページの一番上の部分がグレーの帯状になっていて1~12まで番号が振られている。そして、その月の数字だけ白抜きになっている。
数字で「8月」とだけあるよりも、こうして1~12が並んでいる方が視覚的にも、今全体の中でどれくらいまできているかがよく分かっていいと思う。
なお、これは今回の3タイプいずれにも施されている。これは今回のニーモシネダイアリーが、単体で使うだけでなく2冊使いも想定しているため、そうした連動性もしっかりと考えられている。