罫線は紙面の端から端までしっかりと引かれている。これは「罫引き」と呼ばれる手法で、昔ながらの大学ノートでは見かけるものである。しかも、この一本一本の罫線は水性インクで印刷されている。これが良いのは水性インクのペン、例えば万年筆で書いてもインクをはじかないことだ。自分の書いた文字がはじかれずにしっかりと残せるのは書き手としては嬉しい。
全ページの罫線は紙面の端までしっかりと引かれている。 |
さて、この紙の書き味を次にみてみよう。
万年筆のやや太めのBで書いてみた。先程、手の平ではツルツル感があったので、さぞ滑らかかと思いきや、そこはやはり「フールス紙」独特の手応えの書き心地というものがしっかりとあった。
書き応えがある書き味。 |
「フールス紙」では、よく言われることだが、インクのにじみ、そして裏面にインクが抜けてしまうこともなかった。改めて感じたのはインクの渇きがすこぶる速いこと。万年筆で書きたてホヤホヤのみずみずしい筆跡が「シュワ」(実際は音はしない)という感じで紙のなかに吸い込まれていく。ちょっと大げさな表現かもしれないが、砂漠に水を垂らした時のようである。
やはり万年筆との相性は抜群。 |
常日頃から万年筆を愛用されている人には嬉しいノートとなりそうだ。
また、この「フールスキャップノート」とほぼ同じタイミングで「パルペン」という水性ペンも発売される。軸はとっても細く、そして、ペン先も0.3mmとスリム。
こちらも新製品のパルペン。ブラック、レッド、ブルーの3色。各105円。 |
ペン先は0.3mmとそこそこ細めなので、フールスキャップノートの筆記にもちょうど良い。 |
かなりガッチリとキャップがとめられている。 |
海を渡るキャップ仕様ということになる。水性インクなので「フールスキャップノート」との相性もいい。
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