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フールスキャップノート byハイタイドPENCO(2ページ目)

大学ノートでよく使われている「フールス紙」。そのフルース紙をハイタイドならではのセンスでポップに仕上げた今回の「フルースキャップノート」。サイズも豊富で色々と楽しめそうです。

土橋 正

執筆者:土橋 正

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罫線は紙面の端から端までしっかりと引かれている。これは「罫引き」と呼ばれる手法で、昔ながらの大学ノートでは見かけるものである。しかも、この一本一本の罫線は水性インクで印刷されている。これが良いのは水性インクのペン、例えば万年筆で書いてもインクをはじかないことだ。自分の書いた文字がはじかれずにしっかりと残せるのは書き手としては嬉しい。
ハイタイド PENCO フールスキャップノート
全ページの罫線は紙面の端までしっかりと引かれている。


さて、この紙の書き味を次にみてみよう。

万年筆のやや太めのBで書いてみた。先程、手の平ではツルツル感があったので、さぞ滑らかかと思いきや、そこはやはり「フールス紙」独特の手応えの書き心地というものがしっかりとあった。
ハイタイド PENCO フールスキャップノート
書き応えがある書き味。

「フールス紙」では、よく言われることだが、インクのにじみ、そして裏面にインクが抜けてしまうこともなかった。改めて感じたのはインクの渇きがすこぶる速いこと。万年筆で書きたてホヤホヤのみずみずしい筆跡が「シュワ」(実際は音はしない)という感じで紙のなかに吸い込まれていく。ちょっと大げさな表現かもしれないが、砂漠に水を垂らした時のようである。
ハイタイド PENCO フールスキャップノート
やはり万年筆との相性は抜群。

常日頃から万年筆を愛用されている人には嬉しいノートとなりそうだ。

また、この「フールスキャップノート」とほぼ同じタイミングで「パルペン」という水性ペンも発売される。軸はとっても細く、そして、ペン先も0.3mmとスリム。
ハイタイド PENCO パルペン
こちらも新製品のパルペン。ブラック、レッド、ブルーの3色。各105円。

ハイタイド PENCO パルペン
ペン先は0.3mmとそこそこ細めなので、フールスキャップノートの筆記にもちょうど良い。
このキャップが結構固めにしっかりと、とめてある。実際、私も外してみたが、かなりの力がいる。実はこのペン、もともとは中東向けの輸出用ペンであったそうだ。船で何日にもかけて揺られながら輸送される。そのため普通のキャップの止め具合では外れたり、暑さなどの環境に耐えらなかったそうだ。そこで、このキャップの機密性がどうしても必要だったという。
ハイタイド PENCO パルペン
かなりガッチリとキャップがとめられている。

海を渡るキャップ仕様ということになる。水性インクなので「フールスキャップノート」との相性もいい。


<関連リンク>
ハイタイド フールスキャップノート
「男のこだわりグッズ」納富さんが一足早くご紹介されています「架空の文具ブランドPENCOを愉しむ 」

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