伝統とテクノロジーが融合したメモパッド
そのクラフトデザインテクノロジーがこのほどユニークなメモパッドを発売した。ストーン紙A7メモ帳「グラフィティパッド」。「グラフィティ」は「落書き」という意味。ビジネスの場で落書きのように気軽に使えそうだ。 |
それは、「グラフィティパッド」という商品。最大の特徴は、中の紙に「ストーン紙」というものが使われている点だ。「ストーン紙」は、読んで字のごとく、石で作られた紙である。紙と言えば、木を使うというものだったのが、今や石からでも作れるようになっているのだ。
最近、各分野から注目されている紙で、日本で文具として商品化されたのはこの「グラフィティパッド」が初めてだという。
外観はクラフトデザインテクノロジーのトレードマークにもなっている細かな柄が敷き詰められている。バーコードのようにも見えるこれは、日本に古来から伝わる「真田紐」の模様をモチーフにしたものだ。
日本に古来から伝わる「真田紐」をモチーフにしたデザイン。 |
「真田紐」は江戸時代から伝わるもので、侍が持つ刀の柄や着物の帯紐などとして広まったもの。幅1センチも満たない紐の中に細かい模様が織り込まれている。世界的に見ても最も細かい柄の一つだそうだ。
小さくはあるが、存在感がある柄が織り込まれている。当時の侍の自己主張のアイテムだったのではないだろうか。 |
日本古来からあった柄をタイラー・ブリュレ氏の手により見事に現代風にアレンジされている。
カラーバリエーションは3色。白緑(びゃくりょく)、黒緑(くろみどり)、紅緋(べにひ)。やはり日本古来の色がベースとなっている。見ていてとても落ち着く色だ。 |