シンプルながら印象に残るデザインのステーショナリーを数々発表しているクラフトデザインテクノロジー。2005年からスタートし、その数は現在、約100アイテムにものぼるという。
日本文具のクオリティ、技術力をベースに独自のデザインを付加したクラフトデザインテクノロジー |
そもそもこのクラフトデザインテクノロジーは、Craft(巧み)、Design(デザイン)、Tehnology(技術)の3要素が均等に盛り込まれたものをということがコンセプトになっている。
ご存知の方も多いと思うが、製造は日本の文具メーカーが担当している。その顔ぶれはぺんてる、ヤマト、竹尾、ライオン事務器、シヤチハタ、サンスター文具。
こうした世界に誇れる日本の文具の技術力をベースにクラフトデザインテクノロジーに独自性を加えているのが、そのデザイン。プロダクトデザインは、鄭 秀和氏が率いるインテンショナリーズ。「atehaca」、「amadana」等のデザインを手がけたことでも知られている。パッケージやロゴ等のグラフィックデザインは、WinkreativeのTaylar Brule(タイラー・ブリュレ)氏が担当している。
そして、プロデューサーとして全体を統括しているのが、AZZAMI氏。AZZAMI氏は、これまで「マルイ」の総合プロデュースをしてきた方である。このようにそれぞれのスペシャリストがタッグを組んで、クラフトデザインテクノロジーを作り上げている。
タイラー・ブリュレ氏が以前発行していた「Wallpaper*」。現在は「MONOCLE」の編集、発行を行っている。「MONOCLE」では、デザイン、インテリアだけでなく、政治や経済といった内容にまで踏み込んでいる。 |
さらに付け加えると、このクラフトデザインテクノロジーは、東京日本橋の老舗文具、ミヤギ社が母体となって作られている。
日本の文具業界をもっと活性化したいという熱い想いも込められているのだ。
昨年特に人気があったという、高級筆ペン 4200円。これまでにないデザイン筆ペンだ。 |
メモックロール付き付箋紙 661円。ユーザーの方の中には、市販のマスキングテープを入れて使っている方も多いという。 |
持ち手が独特なフォルムのハサミ 5250円。よく見ると、CDTのロゴのようだ。 |