このペンケースを開けるにはまず、上にとめてあるゴムバンドを外すところから始める。
ゴムバンドにはつかみやすいよう革の取っ手がついている。 |
今や MOLESKINE をはじめ、文具の使い始めの際にはゴムバンドはすっかりとお馴染みであるから、誰も慌てることはないだろう。
ただ、このゴムバンドが本体と一体化されておらず、外そうと思えばとり外せてしまう。これはやや意外である。
違和感を覚えつつも次に進んでいく。
このゴムバンドは取り外すのではなく、下方向にずらしていくのが正しいやり方。ちょうど帆布と革との境目あたりまで下げていく。
ゴムバンドには取っ手が付いているので、ずらしやすい。 |
そして、歯磨きチューブでいうところのシッポ側の折り返しを広げる。着物の襟があわされたように重なった帆布を広げると、ペンの収納スペースになっている。
広げると、たっぷりとしたペンの収納スペースがある。 |
あとはここにペンをドサッと入れてあげればいい。
約10本ほどのペンが収納できる。 |
収納する場合は、先ほどの逆の要領でやっていけば OK 。
チューブで言うところのシッポの折り返しを広げ、ゴムバンドでとめるというこのペンケースの構造ならではのメリットがある。それは、ペンケース本体の長さを自由に調整できるということ。あえてゴムバンドをペンケース本体に付けずに外せるようにしたのは、このためだったのだ。
例えば、一般的なボールペンと新品の鉛筆ではその長さは、4cm ぐらいは違うこともある。
そうしたいろんな長さのペンに合わせてジャストサイズに調整することができる。
この様にペンの長さに合わせてペンケースの全長を変えることができる。 |