会議やプレゼンの時に今や必需品となっているパワーポイント。文字やグラフ等をわかりやすく見せることができ、とても便利な存在だ。しかし、一方でパワーポイントは、すでに用意されたものを順番に見せていくということは、とても得意にしているが、プレゼンの途中に参加者から質問が入りその補足説明を加えたり、といったときには、その場でパワーポイントに書き込んだりすることはできない。そんな時は別途ホワイトボードを使って説明を加えなくてはならない。
パワーポイントを映しながら、そこに書き込みができたら、さぞ便利なのに。そんな中プラスビジョンからまさにそれを実現してくれる製品が発売された。
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プラスビジョン ワイヤレス インタラクティブ パネル「UPIC(ユーピック)」 |
一台三役をこなす UPIC(ユーピック)
7月1日に発売された UPIC(ユーピック)。これは、「プロジェクターで映し出すスクリーン」、「ホワイトボード」、「パソコン操作」という三つの機能を併せ持ったものだ。こんなにも多機能であるにも関わらず、基本的な商品構成は、スクリーン、デジタルペンだけという実にシンプルなもの。
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裏側が全面マグネットになったスクリーン。 |
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専用のデジタルペン。サイズとしては、ホワイトボードマーカーをやや細くしたくらい。 |
このシンプルさにも驚くが、もっと驚いてしまうのがスクリーンがペラペラのシート状になっていることだ。クルクルと丸めれば、簡単に持ち運びことができてしまう。
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スクリーンはシート状なので、この様に丸めて持ち運べる。(専用ケース付き)。 |
電源コードがなく、セッティングも簡単
あらかじめ専用ソフトをインストールしたパソコンを立ち上げ、シート状のスクリーンを壁に貼る。裏面は全面マグネットになっているので、スチールキャビネットやパーテション等にピッタリと貼り付けられる。あとはパソコンとプロジェクターをつなぎ、パソコン画面をスクリーンにいつものように映し出すだけ。ここまではプロジェクターを映す手順とほぼ変わらない。
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PCとプロジェクターを接続する。この他は特別なセッティングは要らない。 |
この状態では、 UPICは作動しない。では、どうやって起動させるかというと、これが実に簡単。専用のデジタルペンのキャップを外すだけでいい。キャップとペン本体の接合部には小さなボタンがあり、キャップが外れることで、そのスイッチが自然に入るようになっている。すると、スクリーンにプロジェクタの投影画面を認識するための位置合せ画面が起動。その指示通りにデジタルペンを押すだけで、スクリーンにUPIC のサイドバーが表示され、一連の操作ができるようになる。
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ペンの起動はキャップの下に隠されたスイッチで操作。キャップを外すだけでスイッチがONになる。 |