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「趣味の文具箱」編集長の愛用文具一挙公開(2ページ目)

文具好きにはお馴染みのムック本「趣味の文具箱」、「ステーショナリー マガジン」。その編集長である清水さんに普段愛用されている文具、そして文具への思い入れを色々とお伺いしてきました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

取材ペンは鉛筆や芯ホルダーを使って書くということですが、今度はノートについてお聞かせください。普段はどんなノートを使っているのですか?
趣味の文具箱 編集長清水さん愛用のノート
取材ノートの基本はA5サイズ。

仕事柄、色んなノートに出会う機会がありますので、できるだけたくさんのノートを使うようにしています。その中でこれだけはこだわっているというのは、「A5サイズ」です。A5だと広げればA4になりますので、コピーもとりやすいですし、筆記スペースがちょうどよいということもあります。人は一覧してものを見るときに、視野的にA4の面積がちょうどいいのだそうです。確かに、書くにも眺めるにもしっくりとくるサイズなんです。

取材の時はどんな使い方をされていますか?
細かく書くというよりかは走り書きでじゃんじゃん書いていくという使い方です。ですので、1回の取材で10ページくらい使うのはざらです。それだけ一気に消費するのには訳がありまして、自分でメモするときは、右ページだけに書き込み、左は空白にしておきます。この空白には、右ページで気になったことを後から質問してその回答を書くためです。

清水さんのお使いのノートを拝見すると、全てのページにナンバリングが付いていますが、これは何のためすか?
趣味の文具箱 編集長清水さん愛用のノート
ノートの全てのページにはナンバリングがされている。各ページのナンバリングに加えて、ノートの冒頭には、目次のように全てのナンバーを一覧にしてものも作っています。この一覧には、特に大事な情報を後で見返した時にわかりやすくするためです。こうしておけば、検索もほぼ瞬時にできます。また、このナンバリングノートまるまる一冊を使って、ムック本の構成案を作ることもあります。最初の3ページから10ページは万年筆特集など、各ページにはそのレイアウトを書き、目次は、全体の台割りとして使うといった具合に。
趣味の文具箱 編集長清水さん愛用のノート
ノートのはじめのページには、
ナンバリングを一覧にした目次ページがある。

また、用済みのページなども×印こそ付けますが、破って切り取ったりなどはしません。後になって参考にしたいこともたまにありますので。

なるほど、清水さんならではの使い方ですね。ところで、特に決まったノートはないとのことですが。最近気になるノートはありますか?
クラフトデザインテクノロジー(CDT)のノートがいいですね。これは竹尾が作ったものですが、A5ピッタリのサイズであること、そして「ニューパールカラーRE」という上質紙の書き味も気に入っています。

こうしたA5ノート以外に使っているものはありますか?
趣味の文具箱 編集長清水さん愛用のマルマンスケッチブック
企画を考える時などや発想を広げる時にに使うマルマン社製のスケッチブック

A5ノートは取材やラフなどいわゆる何でも書きとめるノートです。これ以外にスケッチブックも使っています。こちらもやはり、ほぼA4相当のF3というサイズです。A5ノートを広げても同じような大きさになりますが、ノートは綴じ込む部分などがあってどうしても邪魔になってしまうことがあります。その点スケッチブックならフラットですので、広々と使うことができます。このスケッチブックを取り出すのは、主に企画など発想を膨らませたい時です。

メモ帳のようなものは使いませんか?
ジョッター
今、清水さんがはまっているというジョッター。
これ以外にもまだたくさんあるというから驚きだ。

もちろん使います。ロディアを専用ケースに入れたりなどもしていますが、最近使いこんでいるのが「ジョッター」です。ジョッターの良さは、書こうと思った時に表紙を開くことなくサッと書けることです。メインに書くのはA5ノートとは別に、こうしたジョッターを常に鞄にいれています。

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